[サッカー本紹介]ジャイアントキリングを起こす19の方法

「ジャイアントキリングを起こす19の方法」のサッカー本の紹介です。

「GIANT KILLING」というサッカーの人気コミックがあります。
この本は、その人気コミックをモチーフにしています。

「GIANT KILLING」の登場人物や事象に結びつけて、現実のサッカーを語っています。
”マンガとしてのジャイアントキリングとリアルなサッカーとの間に橋をかける”
とプロローグで謳っています。

週刊モーニングで連載中の漫画「GIANT KILLING」をモチーフにした本です。

職種や選手の立場を19のテーマで語る

この漫画、「GIANT KILLING」は、主人公の監督以外にも選手、クラブの会長、広報、GM、スカウトが登場します。
他にはライター、サポーターも。
これらの職種や選手の立場を19のテーマで、著者6名がそれぞれ得意分野で「GIANT KILLING」とのリンク付けし、
現実のサッカーのことを書いています。
選手と登場人物の選手と現実の選手の比較、現実の職種の仕事内容の紹介、現実のエピソードなど。

「GIANT KILLING」のおもしろさはJリーグにもある

「GIANT KILLING」はおもしろいです。
達海監督の奇抜な作戦がハマるのが痛快です。

では、現実のJリーグと「GIANT KILLING」ではどちらの方がおもしろいのか?

「GIANT KILLING」はフィクションなので、おもしろいことがバンバン起こります。
しかし、Jリーグだって負けていません。
Jリーグのおもしろさに気づいていないだけです。

Jリーグのおもしろさが気付かない原因は、起こっていることの説明がなさすぎるためです。
現実の試合やハーフタイム、練習などの中に、ジャイアントキリングを起こす「仕掛け」があります。
昨年の神戸が何故、奇跡の残留ができたのか、他のサポーターにはあまり知られていません。
他のクラブにもサポーターでないと知らない事象やおもしろさがあるはずです。

この本に書かれている現実のサッカー

この本には、「GIANT KILLING」の世界で起こっていることに似た「現実」が書かれています。
紹介される事柄のほんの一部を抜き出します。

  • 2007年の鹿島の大逆転優勝時、試合前にオリヴェイラ監督が選手に言った言葉
  • 2009年川崎vs鹿島で内田(鹿島)が
    退場した後のオリヴェイラ監督の奇策
  • 2010年WCのカメルーン戦の日本代表の作戦
  • 湘南ベルマーレの広報担当
  • 広島のペトロビッチ監督が前田俊介にかけた言葉
  • レギュラーをはずされた伊野波(鹿島)にかけた大岩の言葉
  • 2008年入れ替え戦、実況の倉敷保雄の言葉

Jリーグを観ている人でも、ライト層やひいきのクラブのことしか見ていない人には、初めて知ることも多いと思います。
コアなファンであっても、広報やスカウト、経営といったところは知らないこともあるでしょう。
そういった現実の中にある「GIANT KILLING」を知れば、よりいっそうフットボールが好きになるに違いありません。

タイトルに騙されるな

本の帯です。

ジャイアントキリングの意味を拡大解釈すれば間違っているわけではないのかもしれませんが、そのまま受け取れば本の内容とはズレています。
最近は、タイトルと内容が必ずしも一致しない本が増えている気がします。
本に限らず、売ったもん勝ちの風潮が強くなってますね。

さいごに

テーマが19もあるので、一つひとつの内容は濃くはありません。その分、読みやすくはなっています。
読んでほしい層は、コミックの「GIANT KILLING」が好きだけど、日本のサッカーにはあまり興味のない人。
もしくは、コミックの「GIANT KILLING」が好きで、日本代表やJリーグを浅く興味を持っている人です。
現実のJリーグにも「NT KILLING」のような世界があることを知って、現実のサッカー、Jリーグを深く興味を持つきっかけになればと思います。

(終わり)

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