サカマガとサカダイの順位予想を見てみよう2011

3月1日(火)に発売されたサッカーマガジンとサッカーダイジェストのJリーグ開幕直前号を買ってきました。
開幕直前号には、解説者やライターの順位予想が掲載されています。
他にも各チームの目標や評価が掲載されており、シーズン途中や終了後に、クラブを評価するときの資料となります。

せっかくなので、両誌の内容を特集を中心に紹介します。。

ネタバレになる記事の細かいとこは、当然ながら全部は書けないので、詳しくは買うなり立ち読みするなりしてください。

開幕号

※見出しを除いて、写真の記事中の文章はボカしてあります。
 画像を拡大しても読めませんよ。

サッカーマガジン 2011年3.15号

特集:Jリーグ2011開幕大展望

サッカーマガジン

巻頭対談として、サッカーマガジン編集長の北条氏とスカパーのAGS司会者で解説者の野々村氏の対談。
6ページ使って、全18チームに触れ、今年の評価やキーポイントを挙げています。

野々村氏はスカパーで、名古屋の優勝など昨年の順位をよく当てたことを自賛しています。
当てているだけに説得力があります。

サッカーコラム J3 Plus+  サッカー解説者やライターの順位予想はどのくらい当たっているのか?

野々村氏のコメントを拾いながら、いくつかのチームの評価を見てみます。

上位にくるチームには「継続生」と「補強」の2つの要素がある、として名古屋と鹿島を優勝、2位としています。
このへんは誰もが言っているようなことで、特段に取り上げるところはありません。

継続性を欠いている浦和を3位予想。
北条氏の「競馬でいう穴馬」という評価に対して、同意しながらも大型補強を高評価。
ただ、「(マゾーラを)ベンチに置いておくなら、3位という順位はない」とも。

気になるチームとして、川崎を上げています。
「相馬監督はすごく準備をする人だから大崩れはない」と持ち上げていながら予想は9位。
スカパーでの予想で、誰かが「(若い指揮官だから)内部分裂が起こる」と言っていました。
そういう事態が起こっても、事前に準備していて対処方法を考えているから、大崩れしない(下位に沈まない)という評価のようです。
「ジェニーニョだけではうまくいかないかもしれない」と、攻撃面でうまくいかないと見ているようで、優勝争いは難しく考えいるみたいです。

野々村氏は山形をここ2年は下位に予想しています。
スカパーでの小林監督との対談で、嫌みを言われたからではないと思いますが、今年は10位と高評価です。
山形は「やり尽くした」「研究される」「田代などが抜けて戦力低下」という評価が一般的です。
しかし、「(小林監督のサッカーに慣れていない選手がいないから)スタートから山形らしくいける」と評価し、「監督やクラブの継続性でいったら、妥当な評価」。

サッカーマガジン

残留争いでは、両氏とも甲府には厳しい評価です。
監督が変わった点を大きなマイナス要因と見ています。
「三浦監督のやり方を選手が消化できないと、自分のプレーエリアだけを守ることばかりを考えて、ボールを取りに行かなくなるという現象が起こる可能性があります」と。
三浦サッカーが陥る悪いパターンですね。

そんな甲府ともども降格圏に予想している神戸については、
「プラスアルファがほとんどない」「今年は新しいことをしているようで、どう転ぶかは見えない」とし、「予想順位を下げざる得ない」とのことです。
補強と継続性で見れば、確かにそうですね。

名波浩と山口泰弘の予想

名波浩と山口泰弘の予想がそれぞれ1ページずつ。
2人とも鹿島を優勝を挙げ、半分は鹿島について語っています。
山口氏の得点王の予想は、20ゴールでガンバの宇佐美。
宇佐美本人よりも、遠藤のコンディションによるところが大きいかな。
ていうか、宇佐美は五輪予選で何試合かリーグ戦に出れないじゃん。
サッカーマガジン

識者アンケート

武智幸徳、後藤健生、大住良之の3名へのアンケート、2ページ。

Q1:J1順位予想
Q2:得点王候補は?
Q3:注目選手は?
Q4:ダークホースは?
Q5:J1昇格チームは?

3名が縦半ページずつのコメント。
後藤氏が神戸を9位に。小川慶治朗を期待の選手の1人に挙げています。
ちなみに後藤氏の昨年の順位予想は散々でした。

全国担当記者アンケート

一般紙やスポーツ紙の新聞記者やフリーランス記者の50名へのアンケート、5ページ。
Q1:J1順位予想
Q2:得点王候補は?
Q3:注目選手は?
Q4:ダークホースは?

全員の回答も掲載されていますが、それぞれの質問で予想の傾向の解説も掲載されています。
神戸を一桁順位にしているのは1名のみです。それも神戸新聞記者w

指揮官の宣戦布告

「指揮官の宣戦布告」と題して、18クラブの監督が挙げた2つのテーマを掲載しています。
またページの下部には担当記者が、「開幕予想布陣」「目標達成のキーマン」「担当記者の見解」があります。
サッカーマガジン

おもしろい取り組みを話しているのは、清水のゴトビ監督。
科学的な練習をしているらしいです。
心拍数モニターを付けてコンディションチェック。
心拍数が高ければコンディションが悪く、低ければ運動量が足りないと判断するようです。
「練習時間が短い」ということは聞いていますが、選手のコンディションに合わせた濃い練習をやろうとしているようです。
そういえば、ゴトビ監督はヒディングの下でコーチをやって、ヒディングも心拍数がどうたらって言ってました。

ゼロックス・スーパーカップの試合レビュー

先週に行われたゼロックス・スーパーカップの試合は見開き2ページです。
MVPは楢崎で7.0の評価。
一番大きい写真は、野沢のシュートを止めた楢崎のスーパーセーブのシーン。
昨季からのQA形式のレビューは今季も継続の様子です。
鹿島は興梠と大迫のコンビについて、プレッシングを機能させるにはベストと書かれています。
名古屋はダニルソンが復帰するまでボランチ2枚にすることを提案。
サッカーマガジン

選手名鑑

J1、J2、JFLの選手名鑑が付いています。
J1は各チーム、見開き2ページで全選手の写真と寸評あり。
J2は各チーム1ページで写真は全選手、寸評は主力のみ。
JFLは1ページで3チーム。集合写真と選手リスト。写真は主力のみ。選手の寸評なし。
J1、J2、JFLともに、日程が掲載されています。

岡崎維新

シュッツトガルト岡崎慎司の連載コラムは、今回から独逸(ドイツ)編に。
アジアカップ、そしてドイツの環境、ドイツでのデビュー戦についての話。
サッカーマガジン

サッカーダイジェスト 2011年3.15号

開幕直前大予想>

解説者(10名)、ライター(9名)、編集担当者(14名)、タレント(1名)の計34名での予想です。
タレント? 去年はタレント枠なんて無かったですが?

サッカーダイジェスト

タレントは、AGS司会の平畠氏。
昨年、ワールドカップ前に「ウルグアイのフォルラン選手に注目してください」と某番組で発言。
誰もがノーマークだった選手の名前を挙げ、その通り活躍しました。
そんな平畠氏は、注目チームに大宮を挙げ、左利きのサイドバックに注目としています。
川崎を2位、名古屋は4位と予想。

34名の予想をポイント化して総合した順位はこちら。
サッカーダイジェスト

予想家の傾向としては、
・川崎の評価が高い人が多い(優勝:2名、2位:2名、3位:4名、4位、5名、5位:5名)
・清水の評価の悪くない人が多い(12位以下は10名のみ)
・福岡を最下位にしていない人は4名。
・神戸の最下位予想は3名。

優勝チーム予想に2ページ。
予想家それぞれ優勝に挙げたチームについてのコメントを掲載。
サッカーダイジェスト

続いて降格チームに2ページ。
昨年の予想では、降格チームが割れていて、9チームも挙がっていました。
今年は意外にも割れておらずく、福岡はダントツとして、甲府、山形、神戸を挙げる識者がほとんどです。
山形は戦力の低下、甲府は監督交代による戦術浸透度を不安視する声が多く、神戸については上積みの無さが挙げられています。

山形の小林監督のインタビュー

「降格予想を裏切られる理由」と題して、山形の小林監督のインタビューが2ページ。
「(降格予想をしているのは)チームの醍醐味を分かっていない人じゃないかな」と分析。

2強を追うのはどこだ!?

やっと、名古屋、鹿島、福岡、甲府、山形、神戸の優勝争いと残留争い以外のチームの話しになる。
秋田氏、前園氏、福西氏の対談に3ページ。
秋田氏はいろんな予想の番組に顔を出しているが、ここでも辛口評価。
キャンプに足を運んでよく見ているから言えることだと思います。
名古屋と鹿島の他には、広島、浦和、セレッソ、川崎、大宮、清水、横浜に触れています。
残留争いは福岡、山形、甲府の3チーム。
「この3つのチームはクラブとして資金力がないことに尽きる」と秋田氏。

J2の順位予想

J1と同じく34名のJ2予想。各人の順位予想とコメントが2ページ。
8名がFC東京以外のチームを優勝に挙げています。
富山の優勝が1名。

続いて、ゴン中山のインタビューが2ページ。
「J1とJ2の違い」「J2の展望」「44歳で迎えるシーズン」など。

遠藤保仁スペシャルインタビュー

巻頭でガンバの遠藤のインタビューが4ページ。
昨シーズンを少し振り返ってから、今年のガンバについて。
特におもしろいことはしゃべっていません。
サッカーダイジェスト

ゼロックス・スーパーカップの試合レビュー

ゼロックス・スーパーカップは2ページ。
試合展開、担当記者の視点、監督と選手の4名の試合後のコメントなど。

サッカーダイジェスト

プレシーンマッチ4試合も2ページで。
サッカーダイジェスト

Jリーグ中継ができるまで

サッカー番組研究所を拡大版で2ページ。
「Jリーグ中継ができるまで」のテーマで、スカパーの中継の過程を10ステップに分けて解説。

エルゴラッソのWEB版で詳しく紹介されているので、そちらをどうぞ。
[蹴球書評]スカパー! 中継の裏側 « サッカー専門新聞 エル・ゴラッソ web版 BLOGOLA

選手名鑑

J1とJ2の選手名鑑の完全版。
完全版と謳っているのは、広島のトミッチとムジリ、京都の内野も入っているからでしょうか?
J1は各チーム2ページ。全選手が写真と寸評あり。
J2は各チーム1ページで、短いながらも全選手に寸評あり。

J1の主力1名によるアンケートが4ページ。
Q1:今季のチームの見どころは?
Q2:イチオシの選手は?
サッカーダイジェスト
神戸は吉田がアンケートに回答していて、イチオシ選手に森岡を挙げています。
「早く自分からポジションを奪ってほしい」

ポケットスケジュールも付いています。

開幕戦 完全シミュレーション

今年は、開幕戦を各試合1ページ使ってプレビュー。
昨年も毎週掲載されている形式と同じマッチプレビューはありましたが、1試合のスペースが増え、昨年からはグレードアップしています。

20110301_18.jpg

「勝敗を左右するHOT ZONE」と題して2つのポイントを挙げています。
サッカーダイジェスト

週刊 長友佑都

長友の連載2回目。2ページ。
フル出場したカリアイ戦と出場なしだったCLのバイエルン戦。
サッカーダイジェスト

両誌を比較して

サッカーマガジンは、野々村氏と編集長の2人が、じっくりとJ1チームについて、継続性、補強を中心に語っています。

対してサッカーダイジェストは、34名の順位予想を掲載し、優勝と降格のチームについての「短いコメント」を載せています。
各人のコメントは内容が被っているものも多いです。
優勝候補でも降格候補でもないチームは、ほとんど触れていません。

個人的には、たくさんの人の一言コメントより、じっくりと解説してくれる方がおもしろいと感じるので、サッカーマガジンの方が好みです。

サッカーダイジェストの「開幕戦 完全シミュレーション」は去年にはなかったもので、いい出来だと思います。
サッカーマガジンは開幕戦をフューチャーした記事がないので、大きなアドバンテージでした。
HOT ZONEのところだけでもいいので、毎週続けてほしいですが、いつものどうでもいいプレビューに戻るのでしょうか。

(終わり)

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