FOOT×BRAIN~サッカーと野球を職業として比較

2011年5月28日にテレビ東京で放送された「FOOT×BRAIN」の内容を紹介します。
この回のテーマは「職業としてのサッカー」でした。

【ゲスト】 小宮山悟(野球評論家)
【解説】 都並敏史
今回のテーマはずばり「職業としてのサッカー」。
各種調査の結果、子供のなりたい職業1位はサッカー選手だとか。
サッカー選手になれる確率は?年棒平均は?選手寿命は?など様々なデータを紹介しながら、サッカー選手の実像に迫ります。
ゲストは野球界から、日本そしてメジャーで活躍した小宮山悟。
二大人気スポーツと言われるサッカーと野球を比較しながら、日本のプロスポーツのあり方にまで迫ります。

なりたい職業

男の子がなりたい職業、第1位はサッカー選手。憧れの将来です。
近年、プロ野球選手をおさえています。
なりたい職業

しかし、親が子供になってほしい職業はプロ野球選手が上回っています。
親が子供になってほしい職業

その理由は、このようなものが挙がっていました(番組での街頭インタビュー)。

  • 野球選手の方が真面目そう
  • 選手寿命が長い
  • 収入が不安定そう
  • 親がサッカーに馴染みがない

親としては、夢より現実ということですね。
今回は、「親御さんにサッカー選手を理解していただくためにデータを基に考えてみましょう」という主旨です。

プロになれる確率は?

プロ野球選手になれる確率

野球の競技人口 プロになる確率は?

プロ予備軍である229万4000人の中から計算すると、
プロ野球選手になれる確率は3万3735人に1人

かなりの狭き門です。

プロサッカー選手になれる確率

サッカーの競技人口 プロサッカー選手になれる確率は

プロサッカー選手になれる確率は1万9537人に1人

プロ野球と比べるとサッカーはプロになりやすいのです。

出身校

では、プロサッカー選手を多く輩出する出身校は、
プロサッカー選手を輩出した出身校

プロサッカー選手を輩出した出身校

大学の多さが目立ちます。
大学生もユース出身が多いと思いますが、ユースから直接プロになるよりも大学に行ってからプロになるケースが多いようです

年俸は?

職業別の年収ランキング

推定年収ランキング

職業別の推定年収ランキングはプロ野球選手が第1位。
サッカー選手も第3位とけっこう稼いでいます。ただし、J1のみの推定年収です。

野球とサッカーの1億円プレーヤーの人数

プロ野球は1億円以上もらっている選手は80人もいるんですね。
対してサッカーは、わずかに4人。
ニッカンの推定年俸でいくと闘莉王、中村俊輔、遠藤、中沢ですね。
ん? 海外も含めると本田、長谷部あたりは余裕で1億以上もらっているはずですが?
おそらく海外は除いたものなのでしょう。

チーム別の平均年俸

チーム別の平均年俸を見ると、サッカーはチーム格差が大きいことがわかります。
チーム別平均年俸

ニッカンスポーツの推定年俸のクラブ別合計はこうなっています。
外国人選手も含めたもので、所属選手数もまちまちですが。

1位 浦和 9億7680万円
2位 名古屋 9億2790万円
3位 G大阪 8億2840万円
4位 鹿島 7億5930万円
5位 7億5450万円
6位 横浜 7億3740万円
7位 神戸 6億5960万円
8位 川崎 5億7580万円
9位 大宮 5億6070万円
10位 広島 5億4150万円
11位 磐田 5億2140万円
12位 清水 4億8960万円
13位 仙台 4億5990万円
14位 C大阪 3億6380万円
15位 新潟 3億0880万円
16位 山形 2億9770万円
17位 甲府 2億2670万円
18位 福岡 2億1240万円

収入の差

プロ野球は年間144試合があります。
サッカーはリーグ戦(J1)は34試合です。カップ戦入れても40試合程度です。
試合数の差での収入面で大きく違います。

選手寿命

野球とサッカーの選手寿命

どちらも引退は早いですね。
現役の最高年齢は、プロ野球が山本昌(中日)の45歳、サッカーは三浦知良(横浜FC)の44歳です。
この2人がどれだけ凄いがわかりますね。

昨年、サッカーで戦力外通告を受けた選手は約230人。
20歳でも戦力外で切られる選手もいます。
このうち、登録抹消になったのは123人。

日本サッカー協会は「Jリーグキャリアサポートセンター」という引退する選手の就職をサポートする組織があります。
サッカー関連の仕事に就くことが多いです。

プロ野球選手の引退後

番組では紹介されていませんでしたが、野球選手のセカンドキャリアはこうなっています。

日本野球機構(NPB)は12日、昨年に戦力外通告を受けた選手と現役を引退した選手の合計103人の進路調査結果を発表し、58%の60人が選手やコーチなどでプロ野球の12球団内に残った。
 60人の内訳は支配下選手が12人、育成選手17人、コーチ9人、職員・スタッフ22人。調査を始めた2007年から毎年、半数以上がNPBに残っている。NPBのセカンドキャリア担当者は「育成選手契約を結んだり、球団が行う野球教室のスタッフになる人が増えたからでは」と分析した。
 野球解説者と独立リーグは各4人、海外のプロ野球と社会人野球は各2人。NPBを含めた野球関係への進路が7割以上を占める状況は07~09年の3年と変わらなかった。
 企業への就職、自営業への転身は18人だった。

第2の人生は…プロ野球 戦力外、引退選手の進路調査の結果 ― スポニチ Sponichi Annex 野球

ニッカンスポーツのサッカー選手の推定年俸

番組で使われたサッカー選手の年俸は、ニッカンスポーツの選手名鑑に載っているものが使われているっぽいです。
このニッカンスポーツが出している推定年俸は、かなりいい加減な数字だと思っています。

プロ野球選手は記者との関係が親密で年俸を出すことも慣例化しています。
サッカーの場合は、選手と記者の距離は近くなく、契約の時期はシーズン後とは決まりません。
選手が年俸を口にすることはないでしょう。
柏の北嶋は「実際と差があるにも程があるわ」とTwitterでつぶやいてました。

なので、番組で出ていたサッカー選手の推定年俸はちょっと低めで見た方がいいかもしれません。

さいごに

結局、データに基づいて比べてみても、プロ野球選手の方がいいような印象を感じました。
これでは親は子供をサッカー選手より野球選手にしたいと思ってしまいそうです。
今回の主旨は、親にサッカー選手を知ってもらうことではなく、
サッカー選手の待遇をより良くしていくために考えるきっかけ、ということだったように思います。

(終わり)

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