[残留争い2011#1]リーグ戦の半分を消化したので、降格の確率を考えてみた

リーグ戦の34試合の半分、17試合目を消化しました。
(ACLの日程の関係で、名古屋とセレッソは1試合未消化、ガンバと鹿島は2試合未消化)

17位と18位はおおかたの予想通り福岡と山形で、かなり厳しい状況です。
そして、降格圏の残り1枠の16位、それと10位との勝ち点差は2しかない混戦になっています。

現在、下位にいるチームは、後半、巻き返してくると思っています。
上位が下位との対戦で取りこぼし、優勝ラインは60点の団子レースと見ています。
残留争いの方は、毎年、だいたい勝ち点40を取れば残留ですが、今年は40では足らないかもしれません。

昨年の残留争いは大混戦でしたが、今年も大混戦が期待されます。

J1 順位表 (第18節、第5節終了時点)

順位 チーム 勝点 試合 引分 得点 失点 得失点差
1 横浜F・マリノス 34 17 10 4 3 29 16 +13
2 柏レイソル 34 17 11 1 5 32 21 +11
3 名古屋グランパス 30 16 8 6 2 27 17 +10
4 川崎フロンターレ 30 17 9 3 5 33 25 +8
5 ガンバ大阪 29 15 9 2 4 36 31 +5
6 清水エスパルス 27 17 7 6 4 22 21 +1
7 ジュビロ磐田 26 17 7 5 5 28 18 +10
8 ベガルタ仙台 26 17 6 8 3 19 15 +4
9 サンフレッチェ広島 26 17 7 5 5 22 22 +0
10 鹿島アントラーズ 19 15 5 4 6 22 21 +1
11 ヴィッセル神戸 19 17 5 4 8 17 20 -3
12 大宮アルディージャ 19 17 4 7 6 18 26 -8
13 セレッソ大阪 18 16 4 6 6 26 22 +4
14 浦和レッズ 18 17 3 9 5 19 19 +0
15 アルビレックス新潟 18 17 4 6 7 16 21 -5
16 ヴァンフォーレ甲府 17 17 4 5 8 19 31 -12
17 モンテディオ山形 9 17 2 3 12 11 28 -17
18 アビスパ福岡 8 17 2 2 13 13 35 -22

降格の確率の予想

予測できない負傷や移籍などによる離脱・補強は考えないこととします。

降格の確率も予想も何の意味のないことですが、現状ではこのように考えています。

クラブ名 降格の確率
アビスパ福岡 85%
モンテディオ山形 82%
ヴァンフォーレ甲府 30%
セレッソ大阪 22%
アルビレックス新潟 20%
ヴィッセル神戸 19%
浦和レッズ 14%
サンフレッチェ広島 10%
大宮アルディージャ 9%
清水エスパルス 6%
ジュビロ磐田 2%
ベガルタ仙台 2%
その他 1%

まだ17試合もあります。
福岡と山形も十分に降格圏を抜け出す可能性はあります。
逆に現状は中位にいる清水、磐田、仙台、広島が落ちる展開もありえます。

福岡と山形

福岡と山形は昨年の湘南と京都のように、善戦はするものの勝ち点を取りきれません。
降格はほぼ確定と見るのが現実的です。
残留ができるとすれば、不振に陥るクラブが複数あって、残留ラインが30未満での4クラブの争いになれば可能性はあります。
しかし、そんなシーズンはこれまでにないです。
他のクラブと違って、他力も必要なところが厳しいところです。

甲府

甲府は即戦力のFWとCBを補強しました。
この補強は残留の可能性を大きくし、残り1枠が読めなくなりました。
しかし、控えも含めると戦力差はまだあります。
3枠目の本命は変わりありません。

セレッソ大阪

セレッソは、FWのピンパォンの8月以降の契約を延長しませんでした。
チームにフィットしていたかは微妙でしたが、個人能力は高い選手でした。
降格確率を高めにしましたが、このまま新外国人の補強がない場合です。
いくらなんでも獲得するアテがあっての契約延長の断念だと思っています。

神戸

神戸は、下位クラブの中では戦力はある方です。
FW都倉、FW小川、MF三原がケガで長期離脱するも駒不足にはなっていません。
しかし、ゴールキーパーとセンターバックには実質的に替えがいなません。
もし、このポジションで1ヶ月以上の離脱があれば、一気に3枠目の本命です。
リスクの高い大きな不安材料を抱えています。

大宮と浦和

大宮と浦和は地力があるので、今のところは順位ほど、降格の危険はないでしょう。

広島と清水

広島はDF水本の穴が大きいです。
攻撃面では佐藤寿人の動き出しの良さを活かすパスが少ないです。

清水は小野以外にリーダーシップのある選手がいないこと。
そういうのも含めて選手層が薄いです。
FW高原のバックアッパーのFW伊藤翔とFW永井がこのまま不振では、いずれ得点力不足に陥りそうです。

今のところは、両チームとも残留争いを意識することはないでしょうが、可能性としてはあります。

磐田と仙台

磐田はブラジル人を補強しました。
今年の仙台はモチベーションを高く継続できそうです。
両チームとも降格圏まで落ちることはないでしょう。

各クラブの低迷の原因や不安材料など

18位 勝ち点8 アビスパ福岡(2勝2分13敗)

  • 【低迷の原因】予算の削減、大きい戦力差
  • 【不安材料】戦力的にも戦術的にもこれ以上の上積みが見込めない
  • 【浮上のカギ】全員攻撃の継続、攻撃時の連動性の向上
  • 中断期間を有意義に過ごせたが、再開直後に勝てそうで勝てなかったことが痛かった
  • 後半戦は地力の勝負であり、秋以降はこれまで以上に戦力差を痛感する試合になるだろう。

17位 勝ち点9 モンテディオ山形(2勝3分12敗)

  • 【低迷の原因】戦力差もあるが、ケガ人が多い。昨年も同じく主力の負傷に苦しんだが、ケガ人の多さは環境面にあるのかもしれない。
  • 【浮上のカギ】長谷川悠の復調
  • 戦術の継続性で優位に立てるシーズン序盤で勝ち点が取れなかったことが痛い。
  • 内容は悪くないが、善戦止まり。守備が安定しないと勝ちきれない。

16位 勝ち点17 ヴァンフォーレ甲府(4勝5分8敗)

  • 【低迷の原因】DFダニエルの離脱、センターバックの層の薄さ。守備戦術が浸透せず。
  • 【浮上のカギ】新戦力のFWダヴィのフィット。永里源気が期待通りの働きをすること
  • 【不安材料】個人能力の依存度が高い。FWハーフナー・マイクかDFダニエルが離脱すると勝てなくなる
  • ハーフナー・マイクはJ1でも通用している。
  • ハーフナー・マイクの近くでプレーするFWダヴィの獲得は効果的になるはず。
  • 監督に期待されていた守備力の強化は実現されず。監督自身も今までのように形にこだわっていないように感じる。

15位 勝ち点18 アルビレックス新潟(4勝6分7敗)

  • 【低迷の原因】毎年ホームで強いが、今年はわずかに1勝。チョ・ヨンチョルの離脱。
  • 【浮上のカギ】昨年まで通りにホームで勝つこと。
  • 【不安材料】ケガ以外での低迷の原因が明確でないこと。

14位 勝ち点18 浦和レッズ(3勝9分5敗)

  • 【低迷の原因】相手なりに戦ってしまう受け身の姿勢。
  • 【浮上のカギ】選手のモチベーションの向上。ドラマチックなイベントの発生。
  • 【不安材料】監督のさらなる迷走

13位 勝ち点18 セレッソ大阪(4勝6分6敗)

  • 【低迷の原因】両サイドバックの攻守両面での不調。競争がないことが要因か?
  • 【浮上のカギ】控え選手の突き上げ。U-22世代のFW永井、MF山口の覚醒。
  • 【不安材料】ACL関係の日程の負担。新たな外国人の補強は必須。
  • FWピンパォンとのレンタル契約が7月末で終了。新たな外国人を獲得するアテがあってのことか?
  • 過去の2回の降格は、優勝争いした翌年であり、福岡といっしょに降格。

12位 勝ち点19 大宮アルディージャ(4勝7分6敗)

  • 【低迷の原因】FWイ・チョンスの不振。横パスやバックパスの多い消極的な守備。
  • 【浮上のカギ】守備の安定化。
  • 先制されても追いついたり、逆転している。昨年と比較して地力がある。

11位 勝ち点19 ヴィッセル神戸(5勝4分8敗)

  • 【低迷の原因】得点力不足。
  • 【浮上のカギ】ホジェリーニョの稼働率が上がること。
  • 【不安材料】守備陣の選手層の薄さ。DF北本、DF河本、GK徳重のいずれかが離脱すると致命的。
  • 引かれてボールを持たされると何もできない。リスクを負って先制点を取る姿勢が必要。

さいごに

補強の有無と主力のケガが、チーム成績の大きなの要因です。
どのクラブも、すべてのポジションに能力の高いバックアッパーがいるわけではありません。
その層の薄いポジションで負傷者がでれば、どのクラブでも勝てなくなります。

Jリーグは各クラブの予算の差が大きいにも関わらず、なぜか戦力差は予算の差ほどには開きがありません。
結局のところ、主力のケガの影響がより小さいクラブが優勝し、より大きいクラブが降格するのでしょう。

<関連記事>
残留争い2011#3~ラスト4、各チームの残留、降格の決まる組み合わせ – けしゅんそこっう ~堅守速攻?~

(終わり)

にほんブログ村 サッカーブログ ヴィッセル神戸へ

最新記事一覧(トップページ)へ

コメントや感想や指摘などはゲストブックにお願いします。