[残留争い2011#2]試合間隔の異なる不公平日程の影響はあるか?

Jリーグは、リーグ戦の他にACLやナビスコカップなど全クラブが試合をしない大会があります。
そういう大会の試合は水曜日や火曜日の開催が多く、リーグ戦で試合間隔が異なる対戦になることがあります。
試合間隔が短いほど、試合でのスタミナや疲労から集中力が低下し、いつも通りのパフォーマンスを発揮するのが難しくなります。

最近では、中6日の甲府が中2日のガンバに勝っています。
試合間隔の差からの体力面の違いが影響した結果です。

試合間隔が異なる試合がどのくらいあるのか気になったので調べてみました。
また、残留争いの観点からも有利不利がないのか考えてみます。

試合間隔の異なる対戦一覧(7月29日現在)

下表は、今シーズンのリーグ戦の試合間隔の異なる対戦です。
お互い中5日以上の対戦は除いています(中5日と中6日など)。
ACL準決勝以降、ナビスコカップ準々決勝の組み合わせが決まっていないので、7月29日現在で対戦が決まっている日程でのものです。

  試合間隔が不利   試合間隔が有利
開催日 クラブ名 中間 勝敗 中間 クラブ名
1 3月5日 C大阪 中2日 ●-○ 中3日 G大阪
1 3月5日 名古屋 中3日 △-△ 初戦 横浜FM
1 3月6日 鹿島 中4日 △-△ 初戦 大宮
10 5月7日 清水 中2日 △-△ 中3日 名古屋
11 5月15日 C大阪 中4日 △-△ 中7日 浦和
11 5月15日 G大阪 中3日 ○-● 中7日 福岡
11 5月15日 鹿島 中3日 ●-○ 中7日 川崎F
11 5月15日 名古屋 中3日 ●-○ 中7日 甲府
13 5月29日 G大阪 中4日 ●-○ 中6日 川崎F
13 5月29日 鹿島 中3日 ●-○ 中7日 広島
13 5月29日 名古屋 中3日 ○-● 中7日 福岡
3 7月9日 甲府 中2日 ●-○ 中6日 清水
3 7月10日 新潟 中3日 ○-● 中7日 鹿島
4 7月13日 横浜FM 中3日 ○-● 中6日 山形
4 7月13日 川崎F 中3日 ●-○ 中6日 浦和
5 7月16日 G大阪 中2日 ●-○ 中6日 甲府
5 7月16日 清水 中2日 ○-● 中5日 新潟
6 7月23日 広島 中4日 ●-○ 中6日 名古屋
19 7月30日 横浜FM 中2日   中6日 大宮
19 7月30日 山形 中2日   中6日 新潟
19 7月31日 鹿島 中3日   中7日 C大阪
19 7月31日 福岡 中3日   中7日 名古屋
22 8月20日 C大阪 中2日   中6日 清水
22 8月20日 G大阪 中2日   中5日 川崎F
22 8月20日 名古屋 中2日   中6日 仙台
22 8月20日 鹿島 中2日   中6日 広島
21 8月7日 磐田 中3日   中6日 名古屋
26 9月17日 磐田 中2日   中6日 広島
26 9月17日 川崎F 中2日   中5日 山形
26 9月17日 横浜FM 中2日   中6日 G大阪
27 9月23日 名古屋 中4日   中5日 神戸
27 9月23日 C大阪 中4日   中5日 山形
28 10月1日 磐田 中2日   中7日 山形
28 10月1日 大宮 中2日   中5日 福岡
28 10月1日 川崎F 中2日   中6日 甲府
28 10月2日 仙台 中3日   中4日 C大阪
29 10月15日 C大阪 中2日   中6日 甲府
29 10月15日 神戸 中4日   中6日 清水
29 10月15日 鹿島 中2日   中6日 磐田

試合間隔が詰まっている対戦の結果は?

7月29日現在、試合間隔が詰まっている方のクラブの試合結果は、5勝4分9敗です。
はっきりとした差が出ているわけではないですが、試合間隔が詰まっている方が厳しい結果になっていると言っていいでしょう。

リーグ戦か?収入機会か?

残留争いをするクラブにとっては、残留することが最も重要です。
ナビスコカップや天皇杯を勝ち進むと試合が増えます。
特にナビスコカップは水曜日に試合が組まれ、リーグ戦の試合の間隔が短くなり、体力的に不利な試合が増えます。

7月27日のナビスコカップ1回戦で、甲府は主力をほとんどスタメンからはずしました。
ナビスコカップを試合をする前から捨てたわけではなく、控え選手のモチベーションを上げる意図もあるのでしょうが、
リーグ戦での影響を考慮し主力選手の体力を回復を優先したことは明らかです。
これも残留を目標とするクラブとしては正しい選択です。

逆にナビスコカップや天皇杯を勝ち進むメリットとしては、試合に勝ちことで選手のモチベーションが上がって、リーグ戦にもいい結果に繋がる可能性があります。
それもありますが、クラブにとってのメリットは、ナビスコカップや天皇杯は上位に入れば賞金があり、試合をすることで興行収入が入ることです。
敗退すると収入の機会を減ります。
特に今年は、震災の影響でナビスコカップの試合数が減ったことで、1回戦で敗退すると年間シートの返金や補填の手間がかかり支出が増えてしまいます。

賞金や興行収入を得ることも大事ですが、降格してしまっては元も子もありません。
残留争いをするようなクラブにとっては、ナビスコカップや天皇杯を勝ち進むことは痛し痒しです。

今節、第19節(7月30日、31日)

ナビスコカップは抽選によって、大宮と新潟が2回戦からとなりました。
そのため、今週の水曜日に試合を行っておらず、有利な試合となります。
大宮と新潟は、降格圏の16位との勝ち点差はそれぞれ4と5で、残留争いの圏内です。
中2日と中6日の違いは体力面の差は大きいです。
きっちりと勝ち点3を取れるのか注目です。

これまでに恩恵を受けたクラブは?

甲府は2戦有利な間隔で試合をしていて2戦2勝。
しかも、相手は名古屋とガンバ大阪の格上から勝ち点3を取っています。
川崎も有利な試合間隔で、ガンバ大阪と鹿島に勝っています。

残留争いのクラブでは、福岡が有利な対戦で2敗、山形と新潟は1敗と星を落としています。
有利な条件で戦えるときに勝ち点を落としていると、戦力差を埋めて勝ち点を積み上げるのは難しくなります。

これからの日程で厳しいクラブは?

今後の日程を見ると、試合間隔が不利な試合が多いのは、3試合の磐田、鹿島、セレッソ大阪。

セレッソは乾とピンパォンが移籍し、高橋大輔が長期離脱です。
スタメンを固定する選手起用のため主力と控えの差が大きいです。
ACLやナビスコカップなどで連戦が続けば、疲労やさらなるケガ人で、最後まで残留争いとなる危険があります。

柏、広島、新潟、浦和、甲府、山形は不利な間隔での試合はありません。
新潟と浦和はナビスコカップ2回戦があるのに、試合間隔の差のある試合がないのはラッキーです。

有利な試合が多いのは山形の3試合。
広島、甲府、清水、名古屋、セレッソ大阪が2試合あります。
残留争いの山形と甲府は、せっかくの有利な条件です。
ふいにしてしまっては残留は難しくなります。

残留争いの直接対決

残留争いの直接対決は落とせない重要な試合となりますが、その中で間隔の異なる試合があります。
第19節、7月30日、 山形(中2日)vs新潟(中6日)
第27節、9月23日、 C大阪(中4日)vs山形(中5日)
第28節、10月1日、大宮(中2日)vs福岡(中5日)
第28節、10月2日、仙台(中3日)vsC大阪(中4日)
第29節、10月15日、C大阪(中2日)vs甲府(中6日)

山形と新潟は、最後まで終盤まで残留争いする可能性が高いクラブ同士です。
山形にとっては、戦力差の小さい相手との対戦が日程の有利不利のある試合になったことは厳しいです。

さいごに

結局、試合間隔でどのクラブが有利で不利かは明確にわかりませんでした。
山形と甲府、新潟には、相手が中2日の試合があり、神戸には中2~3日が相手の試合がありません。
柏か広島がナビスコカップ1回戦を勝ち抜けていれば、神戸も中2日の相手との試合ができていました。
あえて差をつけるならば、相対的に神戸が恵まれてないかな、といったところです。

磐田、鹿島、セレッソが厳しい日程になっているので、このあたりが勝ち点を稼げずに苦しむと、残留争いがおもしろくなるかな、と。
磐田とセレッソには少し期待しているのですが。。。

(終わり)

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