神戸vs山形~残留決定、でもモヤモヤ感

2011年11月3日
Jリーグ J1 第31節
ヴィッセル神戸 vs モンテディオ山形
(ホームズスタジアム神戸)

14時からの試合で甲府が負けたために、勝てば残留を決められる試合でした。

一方、山形は勝利以外は残留の可能性が断たれる試合でした。

前半に2点取って、ダメを押せなかったものの危なげなく逃げ切っての勝利。
ホームでは、8月の新潟戦以来の勝利となりました。

監督続投を要請

残留が決定したことを受けて、フロントは和田さんに来季の監督要請をする旨を発言しました。
続投はほぼ決定でしょう。
新しい土台を作る監督でギャンブルするか、継続するかの選択があったかと思います。
いい意味でも悪い意味でも無難な判断でしょう。

他にも残留が決まって、いろんなことが発表されていくと思います。

神戸vs山形 和田監督インタビュー ハイライト 動画

試合のポイント

現地での雑感

残留が決まったからといって笑ってられません。
目標はあくまで一桁順位、9位以上だからってことではなく。

名古屋戦から続いている悪くないけど良くもないという流れのままで、それでいて勝っただけにモヤモヤ感の残るすっきりしない試合でした。
また、この試合では、テンションが高くない、スタンドからはそう感じました。
気持ちが入っていないとは言いませんが。

勝因は山形の力不足。
前半20分くらいの裏に飛び出す動きはやばいと思うこともありましたが、後半は攻められても怖さはありませんでした。
単純にハイボールを入れてくるだけでは北本や河本は負けません。
個人としても組織としても山形は1枚か2枚は下でした。

神戸の1点目は山形のDFが付ききれてなくてフリーで撃ったシュートで、2点目はトリックプレー。
力の差がありながら、この2点では寂しいです。
ガンバが山形にしたように圧倒できたのではないか?

録画を見ての雑感

現地で感じたことを意識して、中継の録画を見ました。
選手のテンションが低いと感じたのは、落ち着きがあったからですね。
だいぶ余裕あって、厳しくいく必要がなかったです。
今季3度目の警告・退場なしでした。

ただし、悪くないけど良くもないの印象は変わりません。

この試合だけでなく、ここ最近そうかもしれませんが、
パススピードが速くなっているように感じました。
しっかり強く蹴っています。
開幕当初は弱々しいパスばかりでした。
すっかりホムスタを庭にできています。

大屋のボランチはピースがハマった感じです。
見てないようで周りが見えてますね。
大学途中からデビュー当時までDF登録でサイドバックをやっていたのが不思議なくらいボールをさばけています。

ここまでが良かったところ。

悪いのは、点が取れないこと、チャンス止まりで決定機を作れないこと。
引かれていた時間は仕方ないとしても、後半の残り20分あたりは、山形が前掛かりになっていたので、カウンターで仕留めておかないといけないです。
それに相手の足が止まって完全に押し込んでいた立ち上がりの15分間ですね。
バイタルエリアでボールを動かせているといっても、しょせん相手DFの前で横に動かしているだけです。
そこからペナルティエリア内でDFやキーパーと勝負していかないと、決定機にはならないということなのでしょう。
一言でいうと「突破力」ですね。清水戦のゴールのポポのような感じ。
(そう、突破だ、ちょっとモヤモヤが薄れた)

7分、ポポのエリア外からのシュートは枠に行ってましたが、キーパーがかろうじてさわって枠外に。

大屋からポポに長いスルーパスが出た場面。
大屋はポポの動きとスペースをよく見てました。
ポポのはシュートだったのか、クロスだったのかわかりませんが、それを狙って詰めに行った嘉人もあのスペースに出ることを予想していたかの反応でした。

上の画でも分かるのですが、ガクトの上がりに山形のサイドハーフの宮沢がついてきています。
(左中央のスペースの左側の2選手、オレンジのキャプテンマークを付いている7番が宮沢)
サイドバックの選手よりも後ろの位置にいます。
茂木のサイドも同様で、茂木にもサイドハーフの太田がマンマーク気味で付きます。
この日は、いつも以上にガクトも茂木も前に上がっていて、同時に上がる場面も目立ちました。
相手サイドサイドハーフをここまで下がらせると、山形はパスを繋げてビルドアップはできません。
ロングボールでボールを前に運ぶしかありません。
(広島みたいにショートパスやドリブルでビルドアップする自信があれば別です)

逆にこれまでと違って見られなかったのは、両サイドバック同士のサイドチェンジの大きなパスです。
(相馬のときもありませんでした)
サイドチェンジせずに行ききるようにしていました。

山形のディフェンスはマンマーク気味だったため、吉田、嘉人、カンジョのポジションチェンジは効果的でした。

ゴールシーンは動画参照ってことで。

先制点を決められかけた場面

スタメンを4人入れ替えて、古橋、宮沢、宮本のベテランを起用。
前節まで2列目だった山崎をトップに入れ、古橋との2トップ。

サイドを起点にFW長谷川を狙うクロスを入れて、2列目の選手がこぼれ球からシュートを狙うと思っていましたが、長谷川の名前はスタメンにはありません。
山形の狙いは明確で、とにかく裏を狙うことでした。
裏を狙う相手には、ラインを下げて裏のスペースを消すのがより安全ですが、攻撃に時間が掛かってしまいます。
高いディフェンスラインを維持しながらだと、中にしぼって守ることです。

ぎゃー、ガクト、内にしぼりすぎー

この18分の場面、実際はしぼりすぎたのではなくて、
ガクトは縦に入る宮沢へのスルーパスのコースを消そうとしたのか、山崎のフェイントに反応したのかしたのでしょう。
内に入りすぎることになって北本と重なってしまいました。
内にボールが出たときは北本と河本に任せればいいので、外か自分と北本の間にだけ対応するつもりでいれば、つられることはありませんでした。
このスルーパスから古橋にフリーで撃たれましたが、シュートは徳重が触ってクロスバーでした。

次節に対戦するセレッソの2列目はもっと速いですから、こういうミスは命取りです。

前半15分くらいから山形の選手が慣れてきて周りが見えるようになって、フォローに走るようになりプレスがかからなりました。
そこから上の場面です。
山形に流れが行きますが、この場面のあとは、また神戸ペースに移ります。
この攻撃を続ければいいものを、裏へのロングボールを急いで蹴って、自ら流れを変えてしまいました。
間で受けて、裏に飛び出すことをもっとすれば、もっと得点の可能性があったはずですが、できるのになぜ続けなかったのでしょうか?

今日の神戸のディフェンスは中を固める意識が強く、サイド奥まで入られてもフリーでクロスを蹴らせていました。
山崎と古橋だと足元で受けさせないと。
ヘディングでは北本、河本とは勝負にならないでしょうに。

3バック

25分と39分、
最終ラインからビルドアップするときに、今までにあまり見ない形をとるときがありました。
両サイドバックを押し上げて、センターバックはワイドに開いて、その間に大屋が下がります。
下の画では、ガクトと茂木はそれほど高くないですが、ガクトは2列目まで上がって行くことがありました。
両サイドバックが下の画くらいの位置で、最終ラインがセンターバックの2枚になるのは、これまで普通にありますし、他のチームでも普通です。

今までも最終ラインとボランチでボールを回すときに、ボランチのどちらかが最終ラインまで下がって受けることはありましたが、明確にボランチが最終ラインに下がってビルドアップすることはありませんでした。
上の画の両サイドバックは高くないですが、もっと高い位置に張ることを想定していると思います。

この形で大屋が下がることの意図は、まずは試合を落ち着かせることです。
3人で回すとパスコースは2つあり、松岡も入ると3つになります。
次に両サイドバックが張り出すので、相手の守備も開き、ボールをサイドに寄せにくくなります。

ここからの展開の狙いはサイドを起点にすることです。
サイドバックに縦パスを入れるか、前線へのロングフィードを蹴るかです。
逆にいうと、サイドを起点に展開するしかありません。
斜めに蹴るより、縦の方が蹴ったボールがラインを割ったり、カットされにくいので、ボールを前に蹴るのは開いたセンタバックのどちらかになります。
神戸の場合、北本か河本が蹴ることになってしまうのは、どうなんでしょうか。
後ろでボール回して落ち着かせるってことくらいしか利点はないのではないでしょうか。

短いストッキング

大屋は、短いストッキングを使用していました。
練習では見ますが、本気モードの試合では珍しいのではないでしょうか。
試合ではヒザ下まで上げるのがルールだと思っていたのですが、競技規則を見ると、すね当ては「それ相応に保護することができる」、「ストッキングによって完全に覆われている」とあり、小さいすね当ても短いストッキングも違反ではないようです。
なにかこだわりがあってのことでしょうか?
すね毛が濃くなるからとか?

選手交代のオーダー

和田さんの選手交代は、アクシデントのない限り、試合前から交代順は決まっていると思われます。
交代順は使いたい順です。
この日は、ヒデ、三島、森岡の順でした。
ヒデは左サイドハーフで入るのですが、本来のポジションで言えばボッティです。
ここ最近のボッティのパフォーマンスは見てて不満でしたが、監督の評価も下がっているようです。

三島康平、やってもうた

いつも最後だった三島が2番目に入りました。
少しだけ長い時間が与えられました。

しかし、森岡が入った13秒後、カンジョからのハイボールを追ったときにアクシデント。
左の太ももの裏をピキッとやってしまいました。
もし、肉離れだった場合、今季終了の可能性が高いです。
最後までピッチにいましたが、ベンチから外に出るように指示すべきだったのではないでしょうか?

決定機

さて問題です。
下の場面、ゴールは決まったでしょうか?

大久保嘉人の獲得を検討しているクラブは、これを見てですね、考え直していただきたいと思います。

ファールスロー

12分、茂木のファールスロー。
スタンドからはファールスローだろうことはわかりましたが、理由までわかりませんでした。
投げたときに右足が地面から離れたためです。
ここから流れが山形に変わったような気がします。

スタジアム風景

降格の心配がほとんどなく、来シーズンの話題もちらほらと出てきました。
11月1日に発表されたシーズンシートの年内購入の特典。
スタジアムでの募集が始まりました。
楽天市場の公式ショップでも4日から販売が始まっています。
シーズンシートの売り上げは、来季の補強などの予算に影響します。
この日だけで200席が売れたそうです。

抽選は、特典ごとに行うのか、当選の優先順位を決めて上位者から順に自分で選べるのか、どちらでしょうかね。


明日のシーズンシート、200席くらい売れますよーに。そして特典がウケますよーに。入場者数が11,000人を超えますよーに。そして勝ちますよーに。Wed Nov 02 11:00:37 via モバツイ / www.movatwi.jp


シーズンシート販売200席超えた。特典ウケた。入場者数11,000人超えた。そして勝ってJ1残留を決めた。いい一日やった。Thu Nov 03 12:36:04 via モバツイ / www.movatwi.jp

2012年のオフィシャルカレンダーの販売開始です。
楽天市場の共同購入(選手サイン入り、10%引き)もまだ開催中ですが、シーズンシートの返金分の金券で買いました。
卓上カレンダーは3月ごろの発売ということです。

芝生は見た目はだいぶ回復したように見えます。
しかし、ズームしてみると、まだ全体的にボコボコしているようでした。
試合中も土が飛んでいたので部分的に根付きの悪いところもあるのでしょう。
日曜日にINAC神戸の試合がありますが、このピッチ状態でもパスサッカーができるでしょうか。

サポーターズミーティング。
賛否両論があるような気がしないでもないフラッグプロジェクトは来シーズンも継続ということです。

来季もやるんならLフラッグを買ってもいいかな。
LとMの間のサイズがあればいいなと思っていたりしますが。

松岡のリーグ戦100試合出場の記念セレモニー。
花束贈呈は嫁ではなく、甥っ子と姪っ子でした。

「焼肉 やまなか」。カルビ丼のカルビは炭火で焼いています。

ホルモン丼。ミノとゆで卵とキムチの丼です。

試合後のミサキガーデンの牛スジコン。

次節のアウェイのセレッソ大阪戦のチケット販売。
ヴィッセルは初キンチョウスタジアムです。

Mr.ファイティングスピリッツ賞は、予想通り追加点のポポ。

試合終了後の山形。
監督、コーチもスタンドに挨拶。
拍手だったと思います。

89分に入った森岡、この日はよかったじゃないでしょうか。
天皇杯はもっと長い時間で。

2点目のポポ。
ゴール後、一通り喜んだ後、サイドに走っていったので、水が飲みたいのかと思ったら、向かった先は和田さんでした。

吉田の先制ゴール。
角度のないところから、蹴ったボールは、

サイドネットに突き刺さりました。

ゴール後に向かった先はやっぱりベンチ。

(終わり)

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