もしかしたら元日の国立に立っていたのはヴィッセルだったと思う人へ

2011年度の天皇杯、決勝に残ったのは3回戦でヴィッセルが敗れたFC東京。
3回戦でのFC東京との試合、先制するも追いつかれて延長、FC東京の勝ち越しゴールは終了残り1分を切ったところでした。
ここで勝っていたら、ヴィッセルが元日国立だったという思いは同感です。
ただ、そこはいいように解釈して、考えない方がいいと思います。

もし、FC東京に勝っていれば

ヴィッセルの3回戦でFC東京に勝っていれば、4回戦の相手は、ガンバ大阪と水戸ホーリホック(J2)の勝者でした。
なんと、水戸ホーリホック(J2)がガンバ大阪に勝って4回戦に進みます。
何が起こるか分からないにしても水戸には勝てるでしょう。

次の準々決勝は浦和レッズです。
今のレッズならヴィッセルの方に分があります。

準決勝はセレッソ大阪、場所は大阪・長居スタジアムです。
モチベーションでは、クルピ監督の退任のセレッソの方が上だと思いますが、勝敗は五分五分に近いでしょう。

FC東京に勝っていれば、ヴィッセルの決勝まで勝ち上がる計算は容易にできます。 

J1vsJ2、なのにJ2がホーム

ヴィッセルの3回戦の試合会場は、FC東京の本拠地、味の素スタジアムでした。
他の3回戦の試合でもJ1とJ2のチームの対戦がありましたが、J1のホームスタジアムで行われました。
なぜか、ヴィッセルとFC東京の試合だけJ2側のホームスタジアムでした。

理由はいろいろ考えてみました。
東京、味の素スタジアムの方が観客動員が見込めるというのが一つ。
確かにJ2といえど、FC東京の方がサポーターの数は多いです。
しかし、4回戦は香川県や富山でも行われているので、観客動員は会場の選択の強い要素ではないことがわかります。

ホームズスタジアム側の都合というのも考えましたが、当日は空いていました。
兵庫県と東京都のサッカー協会の力関係?
と思うしかないくらい、味の素スタジアムになった理由は思いつきません。

許しがたいのは、試合の直前に大量の水をまいたことです。
ピッチが濡れてボールスピードが速くなることはFC東京に有利で、東京都のサッカー協会は意図を持ってそうしたと思うのです。
天皇杯でもホームとアウェイの区別をしていますが、あくまで座席やユニフォームなどでの便宜上のことです。
リーグ戦と違って、天皇杯の試合に関しては有利・不利は極力あってはいけないと思います。
試合会場については移動での疲労面での影響は仕方ないことだとしても、戦術上の有利・不利に影響することが一方的に行われたかもしれないのは疑問に思います。
水をまく時間と量は、両チームの合意があったのか気になります。

天皇杯の敗退をポジティブに考える

上のようなことがあるので、ヴィッセルの選手が元日の国立のピッチに立っていたと思うことは否定できません。
しかしですね、いつまでも愚痴っても仕方ないわけです。
サポーター同士の笑い話しのネタに留めておくのがいいです。

で、天皇杯に負けたことを良い方に考えます。

天皇杯の3回戦の後、リーグ戦は3試合が残っていました。
天皇杯に敗退したことで、今年のこの3試合で終わることが確定しました。
シーズン終盤、ヴィッセルの選手の試合前や試合後のコメントで、今年のメンバーで戦えるのはあと少し、みたいなものが目立ちました。
毎年チームのメンバーが入れ替わることは分かってはいることです。
しかし、この「今年のメンバーで」っていう発言は、あいまいなニュアンスには思えませんでした。
おそらく、ビツ(石櫃)、アキ(楠瀬)、ボッティらの退団は、天皇杯3回戦の前から選手たちも知っていたのでないでしょうか。
この時点では嘉人(大久保)の去就も微妙でした。

いつ終わるか分からない天皇杯が残っているより、残り3試合と明確になったことが、セレッソ戦と磐田戦のモチベーションになったと思うのです。
ともすれば、天皇杯を3回戦で敗退したことで、リーグ戦の目標の9位を達成できたと考えられます。
3回戦で敗退したことは残念ですが、セレッソ戦と磐田戦で見せたヴィッセルの選手のパフォーマンスは、天皇杯の4回戦以降の試合を見られたことに匹敵するくらい価値のある、すばらしいものでした。

そう考えるようにしています。

和田采配

3回戦でのタラレバはもう一つあります。
ヴィッセルはベストメンバーで臨みませんでした。
控えだったビツ、紀氏がスタメンで、アキ(楠瀬)を途中出場で使いました。
別にボッティと徳重が負傷していたわけではありません。
ベストメンバーだったらば、結果が違っていた可能性は高かったはずです。
それは味スタではなくホームズでやっていたら、ということよりも高い可能性だと思います。

ですが、それが和田采配です。
1試合単位で見ていくと、和田さんの選手起用と采配で落とした試合・勝ち点はいくつかあると思います。
しかし、和田さんが監督だったから、目標の9位を達成でき、勝ち点を積み上げることができたとも思います。
和田さんのもとで、選手とスタッフが戦略的に取り組んできた結果です。
天皇杯のような選手起用も取り組んできたことの一つです。
一戦一戦、選手・監督・スタッフがベストを尽くした結果であって、勝った試合も負けた試合もあるのがリーグ戦であり、ひとつのシーズンです。
そんな風に考えれば、天皇杯の1試合だけの選手起用を見て、タラレバなんて考えることもなくなります。

さいごに

あの試合に勝っていればとか、下位チームからの取りこぼしていなければとか、タラレバの話しをすることは笑い話のネタにしかなりません。
でも、もしヴィッセルの選手が、また自分が、国立にいれば、と妄想しながら元日の中継を見るもの、それはそれでおもしろいかもしれません。

(終わり)

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