[第1節]ガンバ大阪vsヴィッセル神戸~神戸にだけ風が吹いた

2012年3月10日、JリーグJ1第1節
ガンバ大阪vsヴィッセル神戸(万博記念競技場)

スコア2-3、開幕戦、アウェイの地でガンバを下して勝利。

ガンバはチームとして機能せず、強風のコンディションの中、神戸にだけ風が吹きました。

J1 順位表 (第1節終了時点)

おそらくヴィッセル史上初の1位です。ヾ(*´∀`*)ノ

順位 チーム 勝点 試合 引分 得点 失点 得失点差
1 ヴィッセル神戸 3 1 1 0 0 3 2 +1
2 ベガルタ仙台 3 1 1 0 0 1 0 +1
2 FC東京 3 1 1 0 0 1 0 +1
2 川崎フロンターレ 3 1 1 0 0 1 0 +1
2 名古屋グランパス 3 1 1 0 0 1 0 +1
2 サンフレッチェ広島 3 1 1 0 0 1 0 +1
7 柏レイソル 1 1 0 1 0 3 3 +0
7 横浜F・マリノス 1 1 0 1 0 3 3 +0
9 コンサドーレ札幌 1 1 0 1 0 0 0 +0
9 ジュビロ磐田 1 1 0 1 0 0 0 +0
9 セレッソ大阪 1 1 0 1 0 0 0 +0
9 サガン鳥栖 1 1 0 1 0 0 0 +0
13 ガンバ大阪 0 1 0 0 1 2 3 -1
14 鹿島アントラーズ 0 1 0 0 1 0 1 -1
14 浦和レッズ 0 1 0 0 1 0 1 -1
14 大宮アルディージャ 0 1 0 0 1 0 1 -1
14 アルビレックス新潟 0 1 0 0 1 0 1 -1
14 清水エスパルス 0 1 0 0 1 0 1 -1

勝ちゴラ

関西版のエルゴラッソ。

今年最初の勝ちゴラです。

サッカーダイジェスト。屈辱と愉悦の関西ダービー。

日曜日のデイリースポーツ。今年は違う。

野沢のプレイスキックの精度、橋本の決定力、補強の狙いがズバリでした。
プレシーズンマッチを見る限りでは新戦力の融合には時間がかかると見られ、専門家の予想が2ケタ順位も少なくない状況でした。
早くも補強の効果が結果として表れたことに、いちばんホッとしているのは高橋統括本部長(強化担当)でしょう。
朝日新聞、高橋統括本部長の連載コラム、開幕戦での勝利ついて。

プロとして結果にこだわる部分は、現場と同じでありたい。
「俺も結果が出なかったらダメだから」と言えるように。
それだけに10日の開幕戦勝利はほっとしました。
野沢のセットプレーから2点、橋本もリーダーシップを発揮し、補強効果が垣間見えた。
ただ、まだ1試合ですけどね。

試合内容

わかりやすい試合でしたので、捻らずに分かりやすいところを取り上げます。

  • プレイスキックの精度がいいと何がいいのか?
  • 大久保嘉人
  • 高山主審のレフリング

プレイスキックの精度がいいと何がいいのか?

神戸の2点目はコーナーキック、3点目はフリーキックからでした。
昨シーズンのセットプレーでの得点はたったの2点、ポポが直接決めたフリーキックとコーナーキックからのトリックプレーだけでした。
昨年との違いは、プレースキッカーのキックの精度です。

コーナーキックやゴールが狙える位置からのフリーキックは、「サインプレー」です。
守っている側は、相手がどう動くのか、ボールがどこに蹴られるのか知りません。
事前の分析や練習で予測はできても、相手の動きに合わせて動くことになり、後手になるのです。

攻撃側のチームの選手は、味方がどう動いて、どこにボールが蹴られるのか、あらかじめ分かっています。
しかし、どこにボールが蹴られるのか分かっていたとしても、「このへん」では余裕(遊び)を持たせないと合わせることは難しいです。
ピンポイントで「ここ」に来ると分かっていれば、遊びなど必要なく、そこに飛び込むことができます。
実際は相手もいることなので、「このへん」に蹴るという決めなのでしょうが、相手の配置、マークの相手やそれまでの相手の動きから、どこにボールを入れるのが一番いいか分かってきます。
キッカーと受け手の意思が合えば、「このへん」から「ここ」になり、ピンポイントで飛び込むことができます。
この違いが、飛び込むスピードの差になり、相手より先にボールに触れるようになります。
なので、「ここ」に蹴れる精度の高いキックを持つプレイスキッカーがいると、ゴールが増えるのです。

神戸の2点目は、野沢のコーナーキックのボールがニアに入り、北本が飛び込んで中に落とし、橋本がボールをうまく足に引っかけてゴールに入れました。
北本には今野がマークしていました。
今野は北本の動きに付いていけず、北本はフリーでボールに行くことができました。
このへんではなく、「ここ」に蹴られたボールだったのだと思います。

また、攻撃側は一か八かのトリックプレーをすることがあっても、守備側はニアに蹴ってきたら完璧に防ぐけど、ファーに蹴られたら防げないというような一か八かの選択はしません。
相手がどんなことをしてきても、「ある程度」、高い確率で防ぐことができる方法で守ります。
その「ある程度」の上をいくプレーをされてゴールを決められたら、そのときはそのときで、仕方ないと割り切ります。
なので、守備側の「ある程度」の上を行く確率、回数を増やせば、セットプレーの得点は増えます。
神戸の2点目のコーナーキックはガンバ側にすれば仕方のない失点でしょう。
3点目のフリーキックは真ん前に弾いた相手キーパーのミスです。
とはいえ、茂木が合わせてヘディングシュートしたから、そして野沢がそこにボールを入れたから、ゴールの確率がその分だけ上がった結果です。

大久保嘉人

嘉人、キレキレです。
起点になり、溜めを作り、裏も狙う動きがすばらしい。
2つのゴールはポジショニングが良かった。
嘉人のプレーを見るのが楽しくて仕方ない。

相手3人を軽くあしらう。

ジャッジ、レフリング

高山主審のレフリングはジェスチャーがはっきりしていて、見ていてファールの理由が分かりやすかったです。
コニュニケーションも良かったと思います。
ですが、肝心のジャッジに問題ありです。

この日、災難だったのは北本久仁衛。
前半25分にファールが3回目ということで繰り返しのファールによるイエローカードが出ます。
繰り返しの違反は通常4回目で警告になるのですが、短い時間の間にファールが続いたということで、ファールした選手を落ち着かせる意図で段階を飛ばしてカードを出したのだと思います。

そもそも北本が対したガンバのFWラフィーニャは、ほぼ1トップなのに攻撃の起点になる気がありませんでした。
押せば倒れる、ハイボールは競わない。
そのためにラフィーニャをチェックに行く北本が立て続けにファールを取らてしまいました。

この警告が出たときのファールは、ハイボールをヘディングしようとした北本がラフィーニャの上に乗っかって倒したというもの。
ラフィーニャはボールの落下地点にいながら、ジャンプしませんでした。
ハイボールにジャンプしないのは危険です。
落下地点にいて相手が競りに来ていたらジャンプしないと、このときのようにジャンプした相手が頭から降ってくることになります。
ルール上はファールかもしれませんが、ファールを受けた側にも非があるので警告に絡むファールにカウントするのはいかがなものでしょうか?

この試合のジャッジの基準は「倒れたらファール」になっていました。
また、ガンバの佐々木が接触もしていないのにプッシングのファールを取られたり、大久保嘉人がハンドを取られたり、他にも色々あったと思いますが、ジャッジの判断というより目がおかしかったです。
開幕戦であること、関西ダービーであることを過剰に意識してジャッジしていたのではないでしょうか。

この試合は、神戸に4枚、ガンバに2枚のイエローカードが出されます。
高山主審はカードの少ないレフリングをする印象の審判です。
エルゴラの選手名鑑によると、昨年の1試合あたりの警告は2.7枚で印象通りの数字になっています(昨年の全試合平均は3.4枚)。
昨年、神戸の試合を担当したのは、8月のホーム新潟戦で、このときの試合の記事でレフリングを賞賛していました。
昨年は1枚しか出さなかった繰り返しの違反の警告が、この試合だけで2枚。
人が変わったかのような変貌ぶりでびっくりです。

ハーフタイム、すれ違いざまに一言申す都倉。

この試合の警告(神戸のみ)
  • 北本久仁衛(C4:繰り返しの違反)
  • 徳重健太(C5:遅延行為)
  • 橋本英郎(C2:ラフプレー)
  • 三原雅俊(C4:繰り返しの違反)

さいごに

神戸の1点目の場面、ガンバの選手はオフサイドをアピールします。
その中に、ゴールラインの外でオフサイトをアピールする佐々木の姿が。

相馬のクロスをカットしようとして突進し、そのままゴールラインを走り抜け、そのまま戻っていませんでした。
当然、オフサイドラインはキーパーの位置になるので、野沢がシュート(パス?)したときの嘉人の位置はオフサイドにはなりません。
よくそんなところにいてオフサイドをアピールできるものです。

おまけ

(終わり)

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