[第5節]ヴィッセル神戸vs清水エスパルス~神戸らしさって何だっけ?

2012年4月7日 Jリーグ(J1)第5節
ヴィッセル神戸 vs 清水エスパルス(ホームズスタジアム神戸)
スコア:神戸0-1清水

清水は昨年7月9日以来、9ヶ月ぶりのアウェイでの勝利。

火曜日に選手ミーティングが行われ、「神戸らしさ」を取り戻そうということに。
しかし、「神戸らしさ」の意味を理解する選手は、ピッチにわずかしか存在しないという現実。

この試合の大久保嘉人はいつも以上に気迫が見られました。
嘉人の言う「神戸らしさ」って戦術やスタイルのことじゃないと思います。
そういうことを自ら示したかったのだと思います。

気迫を表に出ていた選手は嘉人以外では三原と野沢くらいでしょうか。
この試合は向かっていく姿勢を見せてもらいたかったです。

そんなに悪くない

神戸の拙攻を見ていてスコアレスドローでも良しとしたところで、終盤のあからさまなミスからの失点ということで不満を持った人が多いと思います。
選手もチームとして守備の部分をまずは0で抑えたいという思いがあった中での失点で、ショックがあるようなコメントを残しています。

しかし、内容自体は悲観するようなことはありません。
前半のように押し込まれている状況から点を取る方法は考えないといけないですが、後半については開幕したときよりは良いです。
キャンプ、開幕前、開幕時点、現在と着実に良くなってきています。

後半開始早々のチャンスは見事な崩しでした。
アタッキングサードでサイドに振り、フリーでクロスを蹴れて、ペナルティエリアには4人入ってました。
これから何回も見られることに期待しましょう。

前半

神戸は良い試合の入りをしました。
そこは良かったのですが、清水が15分あたりからロングボールを多用するようになるとプレスがハマらなくなります。
前半全体としては清水にボールを持たれていて押し込まれる時間が長くなりました。
ロングボールを蹴ってこられても、高いセンターバックが競り勝てるので、そんなにやられている感はないです。
しかし、ボールを奪う位置が低いために速攻にいけません。

清水は攻めていても拙攻でしたし、神戸はもっとリスクを取ってよかったと思いますが、事前の対策で相手をリスペクトしすぎてしまったのかもしれません。
選手がコメントしている内容は前半についてのものが多いです。

後半

後半は神戸が押し込む展開でした。
前半と違ってサイドバックのどちらかが攻撃参加し、アタッキングサードまでボールを運べるようになりました。
人数をかけられてペナルティエリアに3~4人入っていることもありますし、フリーでシュートする場面もありました。
失点した場面、ボールがこぼれたところをゴールに押し込まれたのは運が悪かったとも言えますが、その前におかしなオフサイドの旗で2度救われているので運は使い果たしていました。

失点シーン

高木がプレッシャーをかけられてボールを奪われます。
高木にパスを出した同じくセンターバックのイ・グァンソンのパスも悪かったです。
パスが浮いたボールだったために、高木がトラップに時間がかかり、ボールをコントロールできるようになったときには、相手が間近まで寄せていました。

最終ラインでボールをバウンドさせるのは危険です。
最終ラインでのハイボールの処理で、相手と競り合っていなくてもヘディングで返すのはボールをバウンドさせないためです。
相手に寄せる時間を与えてしまうからです。
今回のはそれと同じです。
高木はバウンドさせずにトラップなりダイレクトで前に蹴るなりしようと思えばできたはずですが、バウンドさせたがためにプレッシャーを受けることになりました。
高木はFC東京戦、鳥栖戦と判断ミスが目立ちます。

セットプレイ

イ・グァンソン193センチ、高木和道188センチ、都倉賢187センチ。
長身の3人が並ぶと迫力があります。

この3人と野沢がいてセットプレイで点を取れないのは残念ですね。
フリーキックでイ・グァンソンがフリーで合わせた場面、お互い決め手のない膠着した状況だっただけに決めてほしかったです。

都倉のポストを活かすなら

都倉が初スタメン。
吉田孝行との組み合わせは良くないですね。
都倉との距離が遠く、都倉の落としたボールを受けられるポジションを取っていません。
吉田孝行はボールを引き出す動きをしているのだけれど、前でボールを受けても時間を作れないので潰されて終わりになってしまいます。
ポストプレーが有効なのは、落としたボールを受ける選手が前を向けることなので、前を向いて良さのでる選手を使ってほしいです。
前への突破力のある小川慶治朗やトップ下で活きる森岡亮太です。
吉田を使うなら、都倉はベンチスタートで吉田との交代で使うでいいです。

イ・グァンソン

193センチ、新加入のイ・グァンソン、22歳。
前節に途中出場し、この試合でJリーグ初スタメン。
この試合では、センターバック2人のフィジカルの強さを活かすために無理せずディフェンスラインを下げていたので、チームとしてラインを上げるとなった場合に対応できるかは分かりません。
北本と河本が復帰するまでしっかり経験を積んでください。

イーニョ

リーグ戦、初出場、初スタメンのイーニョこと奥井諒。
足をつらなかったことは評価。
本人が奥井と呼ばれても反応しませんと言っているくらいなので、コールは奥井ではなくイーニョでいいんじゃないかと思います。

大屋翼

リーグ戦初出場の大屋翼。
村松との接触で足を負傷した伊野波に替わっての出場。
3人目にヒデが入った後はイ・グァンソンをトップに入れたためセンターバックでプレー。

なんか痩せた?

さいごに

いざとなったら昨年のように原点回帰、その退路は断たれました。
腹をくくって先に向かうしかないようです。

おまけ

嘉人のクリアしたボールが副審の旗に当たって旗が折れました。
副審のフラッグ、結構なお値段です。

(終わり)

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