[第9節]ヴィッセル神戸vs大宮アルディージャ~原点回帰、勝利、しかし・・・

2012年5月3日 Jリーグ(J1) 第9節
ヴィッセル神戸 vs 大宮アルディージャ
(ホームズスタジアム神戸)
スコア:神戸 (3 – 0) 大宮

4月30日の和田昌裕監督の解任発表から3日、次の監督が決まっていない状況での試合。
エルゴラッソのプレビュー記事、写真は代わって指揮をとる安達亮ヘッドコーチ。

原点回帰、前線からのプレス、高い位置でボールを奪って速攻。
3ゴール、今季初の無失点。
最初から最後まで走り切って掴んだ勝利でした。

勝利のための安達亮ヘッドコーチの選択は「神戸らしいところを取り戻す」。
できれば、その決断は和田さんであってほしかったとも思います。

試合終了後、和田さんに向けたダンマクを掲げての和田コール。
「和田ボン ありがとう!!」
「俺達の家族これからもトモニ」

コールは10分近く続きました。
和田さんが出てくるのを待っていましたが、スタジアムには来ていなかったらしいです。
スカパーにはダンマクとコールを姿が長く映ってましたので、伝わったと思います。

フォーメーション:2-7-1 ??

スタメンのポジション、ディフェンダーは2人しかありませんでした。
2-7-1のフォーメーション、まさかの2バック?

試合が始まってみれば、いつもの4-4-2でした。
敵を混乱させる奇策だったのか、攻めろという選手へのメッセージだったのか?

安達亮ヘッドコーチ(試合後のコメントより)
(スターティングメンバーが2-7-1となっていたが、その意図は?)
11人のスターティングメンバーは私が決めましたが、メンバー表の書き方等はマネージャーに任せましたので、好きに書いていいよと言いましたので(笑)。そういうところがありましたが、ここまでするとは思っていませんでした(笑)。
多分、相手の監督も、監督が代わればメンバーとシステムを変えてくるだろうというのは、予想もつくと思いますので、そこのところで、少しそういうこともやろうかという話しはしましたが、基本はマネージャーが書いたものです。

前線からのプレッシング

スタメンの半分は昨年から変わっています。
特にポポが移籍したので、昨年のような前線からのプレス、チェイシングを続けることはできないと思ってました。
小川慶治朗がポポのように走り回ることで昨年の神戸を取り戻せました。
半分くらいの選手が足をつる状況、全員がとくにかく走りきりました。
カンジョ、今季初スタメン。

吉田孝行(試合後のコメントより)
去年までやっていたサッカーをもう一度確認して、やるべきことを(安達)亮さんがはっきりと言ったので、みんなが責任をもってできたと思うし、気持ちも入っていた。
今まで、新しく入った選手が神戸のサッカーにどう対応するかという感じだったけれど、そこをはっきりさせたことで勝てたと思う。

森岡亮太

この試合の森岡は積極性と力強さがありました。
2点目のフリーキックは森岡が獲得したファールでした。
サイドでボールを受けて中に切れ込むドリブル、ユニフォームを引っ張られ、2度肩を手で押さえらてもスピードが落ちませんでした。
筋トレの成果が現れて来ているのでしょうが、積極性と力強さは気持ちの面が大きいと思います。
3点目の茂木のゴールは、キーパーが森岡のシュートを弾いたもの。
低い強いシュートがゴールにつながりました。

安達亮

今年の大宮はたいねいにボールをつなぐ意識が高いというイメージを持っていました。
でも、この試合では縦パスや浮かして裏に走らせるなど狙ったパスが目立ちました。
序盤は東やラファエルへのパスはズレてしまっていましたが、徐々に修正され中にボールが入るようになります。

57分、神戸は吉田孝行に替わって森岡が入ると、フォーメーションを4-1-4-1に変えます。
森岡1トップ、慶治朗を左サイドハーフ、野沢と大屋がトップ下。
縦に入るボールを危険視し、相手のダブルボランチに野沢と大屋を当ててサイドに追い込むのが狙いです。

1点リードの場面、リードしているチームが動くこと、特にワンボランチに布陣を変えることは賭けです。
しかも、練習でやっている形ではないと思います。
試合中に危険なポイントを感じ取って、先手をとって布陣を変えてまで対処に動くのは、和田采配にはなかったことです。
また、選手交代は替わった選手がすぐにゴールに絡みました。
安達亮という男は状況を読む力と決断力のある指揮官なのかもしれません。

次に対戦するセレッソは、この試合を見て対策をしてくるはずです。
試合中、状況の変わる中で、どういう手を打つのか次も注目です。

3ゴール

先制点は3分。
大宮のキム・ヨングンのバックパスを小川慶治朗がキーパーの前に触ってゴール。
慶治朗が諦めずに詰めたことでのゴール。

2点目は60分、フリーキックからファーのイ・グァンソンが頭で押し込みます。
相手の誰にも触れずにボールウォッチャーにさせてしまう野沢のキックはすばらしいです。

3点目は森岡のシュートをキーパーが弾き、ファーに詰めた茂木が押し込みました。
茂木は大久保嘉人と田代有三が休んでいるここ数週間が勝負、結果を残しました。

相手が大宮でよかった

試合の内容は、神戸が良かったというより、大宮がだらしなかったです。

1点目のゴールは大宮からのプレゼント。
高いボールを大宮の菊地は待ってバウンドさせたために小川慶治朗との競り合いになったのが一つ目のミス。
菊地の落としたボールをキム・ヨングンがトラップミスなのかバックパスなのか中途半端にキーパーとの間にボールを転がしてしまったのが2つ目のミス。
ミスが重なれば失点になります。

2点目はイ・グァンソンがフリー。
大宮のコーナーキックの守備はマンツーマン。
マンツーマンはボールウォッチャーになりやすい、相手の動きに釣られやすいという両方のデメリットが出ました。

神戸の守備はサイドに寄せてもボールを奪いきれない場面が多く、バイタルエリアに出されて危なかったです。
無失点でもうまく守れたわけではありません。

神戸は気持ちの差で勝っただけです。
ペースを変えられる選手や相手のやり方に対する策を出せる監督のいるチームが相手だったら、どうなっていたか分かりません。
区切りの大事な一戦が大宮で助かりました。

スタジアムグルメ

スタジアムの広場には鯉のぼり。

大旗の先にも鯉のぼり。

スタジアムグルメは、新長田の焼きそば専門店の焼きそばに長い行列ができました。
やきそば専門店 イカリ 新長田鉄人付近足湯横店 – 新長田/焼きそば [食べログ]

この焼きそばには、長田発祥のソース、「ばらソース」が使われています。
神戸のおみやげにスイーツもいいですが、神戸発祥のソースはいかがでしょう。
神戸新聞|ひょうごのロングセラー
長田神社前商店街などの酒屋さんで店頭販売されています。
ばらソース ブラザーソース 通販 酒屋 神戸市長田区 株式会社ユリヤ

隣も新長田の店です。天津飯とから揚げ。
華っぽくないおしゃれな感じのようです。
新長田中華食堂 房’s 【旧店名】チャイニーズ キッチン 房’s – 新長田/中華料理 [食べログ]

から揚げ詰め放題。

試合終了後のピッチ散策。
「CLUB MEMBERS PiTaPaカードDAY」抽選会の当選者です。

さいごに

とにかく、今の神戸にはガムシャラに走るしか勝つ道はありません。
次のセレッソ戦、ゴールデンウィークの連戦で互いのコンディションは悪く、気持ちの勝負になりやすいはずです。
つまり、神戸の良さが結果につながりやすい試合、神戸に分のある試合にできるということです。
必ずものにしなければなりません。

(終わり)

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