[第11節]ヴィッセル神戸vs名古屋グランパス~横綱にがっぷり四つで寄り切られる

2012年5月12日 Jリーグ(J1)第11節
ヴィッセル神戸vs名古屋グランパス
(ホームズスタジアム神戸)
スコア:●神戸 (0 - 1) 名古屋○


昼間は日差しがあってマシでしたが季節はずれの寒い日でした。
北海道では雪が降ったとか。
そんな日のナイトゲーム、気温が低かったおかげで、両チームとも運動量の多い好試合となりました。

リーグ屈指の身体能力とテクニックの高い選手が多い名古屋は、あまり相手に合わせることなく選手が互いの長所を活かすサッカーをします。
ですが、1ヶ月間も勝利から遠ざかっています。
名古屋は前節の川崎との対戦で、人数をかけて押し込みましたが、何度もカウンターに切り替えされて敗れました。
同じテツは踏めないと自分たちのサッカーではなく、神戸対策を施して乗り込んで来ました。

・ボールを奪われたら、すぐにプレス。神戸にカウンターに行かせない。
・自陣のルーズボールに神戸が突っ込んで来たら、セーフティに外に出す。神戸を勢いづかせないで流れを切る。
・4-3-3というより、守備的な4-1-4-1。ケネディだけ残して引き気味に守る。
・神戸の遅攻のときは引いて守って、食い付かせてからカウンターを狙う。

相撲にたとえると

大相撲にたとえるならば、横綱・名古屋は重厚感と小気味の良さを併せ持つ突き押し相撲、神戸は相手が出てくるところをいなして横に食らいつく相撲をそれぞれ得意としています。
戦前の予想は押し相撲。
しかし、名古屋はがっぷり四つに組み合う相撲を選びます。
横綱ともなると、得意な形ではなくても強く、神戸はじりじりと土俵際に追い詰められて寄り切られました。

ピクシーの思い通り

名古屋は神戸のカウンターを封じますが、その代わりに守備重視で走るサッカーで攻撃はカウンター主体になります。
(得点の場面はカウンターではなかったです)
それでもピクシーはチーム状態も踏まえ、正攻法で行くより、0点に抑えさえすれば勝てる可能性が高いと考えたのでしょう。
この場合、スコアレスドローに終わるリスクもあったはずですが、ピクシーの思い通りの試合展開になり、まんまと勝ち点3を持って行かれてしまいました。

勝てる要素はあった

名古屋が得意の形の試合をしていないということもあり、神戸は自分ら次第でなんとかできた試合でした。
点が取れるときに取ること、ゴール前での思い切りとアイデア。
後半は中盤でボールを動かしたり、サイドでボールを持って、アンカーのダニルソンを食い付かせて、真ん中にスペースを作れていました。
バイタルエリアのスペースでボールを受けて前を向けましたが、そこからがあっさりしてました。

イーニョが見せたペナルティエリアでのカットインからのシュートは見応えありました。
こういうのをもっと見たいですね。

伊野波は休養が必要

伊野波は前節に続いて、負傷でもないのに途中で三原と交代となりました。
疲れが考慮されてのことです。

伊野波は2月頭に神戸のキャンプに合流しました。
その前は欧州のクロアチアでシーズン中でした。
1月はウインターブレイクで中断していましたが、キャンプはありました。
そのクロアチアに渡ったのは昨年2011年の7月上旬、すぐにシーズン前のキャンプに合流。
それまでは鹿島アントラーズでリーグ戦。
2011年の1月は代表戦のアジアカップがありました。
まともなオフは2010年までさかのぼらないとありません。

2~3週間休ませてはどうでしょうか。
今の伊野波なら三原の方が良い仕事ができそうです。
途中交代では、交代カードがもったいないです。
この試合、スピードのある茂木も投入することができていれば、おもしろくなっていました。

大屋翼


名古屋はプレスラインは高いけども、最終ラインは下がるのが早く、最終ラインとアンカーのダニルソンの間が広くなっていました。
神戸は中盤のプレッシングをかいくぐれれば、縦パスをスペースで受ける機会を多くできたはずですが、前半は安易に裏に蹴ってしまいました。

中盤でボールを収めて、縦パスを入れる仕事で期待されて起用されているのが大屋翼です。
三原でもヒデでもなく、何のために自分が起用されているのか理解できていません。
戦術理解というより、性格なんですかね?
技量はあるのに、圧力をかけられたときに慌てるのかミスが多いです。
攻守の切り替えが早いのは、消極的の裏返しでしょう。
自分の良さを活かすこと、周りから活かしてもらうこと、それを出せば良くなるのではないでしょうか。

大久保嘉人


大久保嘉人が負傷した柏戦以来、3週間振りに試合出場。
ねんざと言えど全治8週間の診断のはずが、普通にトップスピードで走ってました。
驚異的な回復力です。


キーパーと1対1になった場面。
嘉人のチェイシングに増川がボールコントロールを誤りボール奪取し、キーパーと1対1になりますが、枠をはずします。
判断が遅くなりました。
楢崎正剛の威圧感ですかね。

2枚替え

51分で早くも2枚替え。
2枚同時はプラン通りっぽいですが、流れを読んで予定より早くカードを切ります。
思い切りのいい采配。

安達亮の采配、ナビスコの清水戦と広島戦の今週で終わりになるのはもったいないような気がします。

J1 順位表 (第11節終了時点)

早いもので3分の1を消化しました。
目標の4位までの勝ち点差はわずかに3、自力ACL圏の3位まで4。
連勝すれば一気に上位に行けそうです。
神戸が勝ったチームは5つとも下位に沈んでいます。
まだ当たっていない相手は、仙台、広島、磐田、川崎、鹿島、新潟。

順位 チーム 勝点 試合 引分 得点 失点 得失点差
1 ベガルタ仙台 24 11 7 3 1 21 9 +12
2 清水エスパルス 22 11 7 1 3 15 10 +5
3 サンフレッチェ広島 19 11 6 1 4 20 12 +8
4 ジュビロ磐田 18 11 5 3 3 20 16 +4
5 浦和レッズ 18 11 5 3 3 15 12 +3
6 FC東京 18 10 6 0 4 11 10 +1
7 サガン鳥栖 17 11 4 5 2 10 6 +4
8 名古屋グランパス 17 10 5 2 3 15 12 +3
9 横浜F・マリノス 16 11 4 4 3 14 12 +2
10 川崎フロンターレ 16 11 5 1 5 16 19 -3
11 ヴィッセル神戸 15 11 5 0 6 14 17 -3
12 大宮アルディージャ 15 11 4 3 4 11 16 -5
13 セレッソ大阪 14 11 4 2 5 14 13 +1
14 柏レイソル 11 10 3 2 5 15 18 -3
15 鹿島アントラーズ 11 11 3 2 6 11 16 -5
16 アルビレックス新潟 9 11 2 3 6 6 11 -5
17 ガンバ大阪 8 10 2 2 6 13 22 -9
18 コンサドーレ札幌 4 11 1 1 9 8 18 -10

スタジアム風景

淡路産タマネギのからあげ。
たんにタマネギを揚げただけと思いきや、衣がおいしかったです。
天ぷらのつもりで口に入れたので、思ってたのと違う味でちょっとびっくり。

グッズショップではネット販売限定のウォームアップシャツが展示。
手前がゴールキーパー用、奥がフィールドプレーヤー用。
長袖は夏から秋に発売だそうです。
真ん中の鏡はこの日だけの試着のためのもの。

ウォームアップシャツだけでなく、レプリカユニフォームも試着してサイズチェックができました。
神戸のユニフォームは2サイズ上のものを買うように言われていますが、初めて2サイズも大きいものを買うには躊躇します。
この日だけなら試着できることは事前にもっと告知すべきだったのではないでしょうか。

(終わり)

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