[第12節]サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸~質vs運動量

2012年5月19日 Jリーグ(J1) 第12節
サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸
(広島ビッグアーチ)
スコア:○広島(3-2)神戸●

アウェイでの広島戦、昨年に続き、アディショナルタイムの決勝ゴールで負けてしまいました。
まあ、ただ、昨年は負けて当然の試合でした。
今年は主導権を取る時間があり、先制されるも一時は逆転もしました。
あと少しで勝ち点を持って帰れることができた、と今年は言っていいでしょう。
いやいや、せめて勝ち点1は取らないといけない試合でした。

連戦に疲れの見えた広島

水曜日のナビスコカップを挟んだ3連戦。
ゴールデンウイークも3連戦でしたから、4月28日から12日間で6試合。
その強行日程の最終戦でした。
どちらのチームもリーグ戦は比較的固定メンバーで戦っていますが、より疲労が大きかったのは広島の方だったでしょう。
水曜日のナビスコカップ、神戸はスタメン出場が続いていた選手をスタメンからはずしたり、時間を制限してベンチに下げたりして、なるべく連戦の疲労を考慮して試合を行いました。

広島は後半早々に運動量がガクッと落ちます。
そして、神戸は主導権を握りながらも、シュートまで行けない展開が続くものの、田代の投入をきっかけに野沢のフリーキックでのゴールと森岡のゴールで逆転します。
神戸が逆転して残りはアディショナルタイムを入れて13分間。
その13分間のうち、最初の3分に早くも同点にされ、最後の残り4分のところで逆転され、勝ち点3も勝ち点1もこぼれ落ちてしまいます。

安達ヘッドコーチのコメントからは、守るのか攻めるのかはっきり指示できなかった、ということですが、それだけではないでしょう。
逆転された後の広島はガムシャラでした。
逆に神戸は逆転した後、広島の圧力に圧倒されました。
神戸がガムシャラさで負けてはいけません。

質vs運動量

「Football LAB(フットボールラボ)」で、この試合のプレビュー記事がアップされ、「ボールを奪ってからシュートに至るまでのパス数と平均時間」のデータが掲載されていました。
広島はゴールまでパス数が多く、ゴールまでの時間も長くなっています。
パス数、平均時間ともにリーグ2位です。
ゴールに到るまでの時間が長いということは、相手のブロックが構築されている状態です。
ボールをしっかり回して、相手の守備を崩してゴールをしているということで、いわゆるポゼッションサッカーです。

対して神戸は、パス数、平均時間ともにリーグ最下位です。
つまり、相手のブロックができる前にゴールしているということです。
高い位置でボールを奪っているからそのような数字になるのでしょう。
リーグで最もシュートカウンターを得意しているチームで、この試合は対照的なチームの対戦というわけです。

Football LAB(フットボールラボ)は、Jリーグのデータ分析事業の行うデータスタジアム(株)が運営するWebサイトです。
【スペシャルマッチプレビュー】 J1第12節 広島vs神戸 | Football LAB ~ サッカーをデータで楽しむ

広島のプレーの質は、神戸とは1枚も2枚も上で、広島のパスのボールスピードの速さに、前半の神戸の選手はついていけていません。
広島のプレーは疲れがなければもっと凄いのでしょうが、神戸の守備ブロックを崩すには十分でした。
そしてシュートで終わります。

神戸はゴール前までボールを運べてもシュートを撃てません。
後半早々に広島の足が止まったこともあって、神戸は森岡が中央でボールを受けることで主導権を取ります。
しかし、そこから20分、気がつくとシュートを1本も撃っていませんでした。
後半から運動量を上げることで相手のパスをインターセプトできるようになり、何度もボールを奪ってみせるのですが・・・。

田代投入

少しずつ神戸の攻撃がよくなってきて、何かゴールできるかも、と思えるようになったところで田代が投入されました。
田代は10分前からユニフォームを着て、いつでも行ける状態でした。
早く田代を出せ、とヤキモキしながらベンチの方をちらちら見ていたのですがね。
ここぞというタイミングでの投入を狙っていたのでしょう。

田代のあごひげはどうだろう?

ベンチワーク

シュートまで行けるようになるも、決め手のない状況を見て、ベンチはヒデを準備します。
その後、すぐに野沢のフリーキックで同点になって、ヒデの交代はキャンセル。
アウェイで同点にできたので、攻撃的になる必要はありません。

ですが、流れが変わらないと見るや、ヒデを投入。
その2分後にヒデのアシストで森岡の逆転ゴールです。
安達ヘッドコーチのベンチワークが冴えました。
流れを読んでタイミングを逃さず自分から仕掛けていく安達采配は刺激的でした。

広島サポーター

広島サポーターの応援の爆心地は、ゴール裏ではなくバックスタンド側のコーナーあたりです。
川崎や岡山などもそうで、陸上トラックのあるスタジアムのホームではよくあります。

広島は攻撃でゴールのチャンスのとき、タオルマフラーを回して応援します。
神戸でいえばファッチュンゴールを歌うようなときですね。
驚いたのは、バックスタンドとメインスタンドの人の大半もタオルマフラーを回していたことです。
毎回ではなく、本当に押せ押せのときだけでしたが。
たくさんの人がタオルマフラーを回している光景は、本当にきれいで絵になるんですよね。

スタジアム風景

広島ビッグアーチ、神戸のユニバー記念競技場と同じですり鉢状のスタジアム。

試合前には大量の水がまかれます。
ハーフタイムにも散水してました。
ボールスピードの速い試合でも、神戸はこれまでと比べればだいぶマシでした。

ハーフタイム、広島のマスコットの熊がスタジアムを一周。
ですが、神戸のゴール裏の前では愛想を振りまくどころか、スタンドを見もしません。
サポートダンサーをはべらかして、ただ通り過ぎるだけ・・・。
顔の雰囲気からして、すっとぼけキャラなのかもしれない。

広島へはアウェイツアーのバスで行きました。
旅費は往復7000円。
広島だと片道4時間かかりませんから楽です。
最近は、アウェイツアー限定のキーホルダーの販売をしているようです。
次のアウェイツアーの募集は6月16日の磐田戦です。

そうか、あれは広島さんのパクリやったんやな。

(終わり)

にほんブログ村 サッカーブログ ヴィッセル神戸へ

最新記事一覧(トップページ)へ

コメントや感想や指摘などはゲストブックにお願いします。