vs徳島ヴォルティス~えてして優勝するチームは勝ち運に恵まれるものだ

ポポ、慶治朗、マジーニョ(記録はオウンゴール)のゴールで逆転。
しかし、内容は完敗に近い。


2013年9月22日 J2 第34節
ヴィッセル神戸 vs 徳島ヴォルティス
(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)
スコア: 神戸 ○ ( 3 – 2) ● 徳島

似て非なり

前節の長崎戦も今節同様、前半は相手の攻めに苦しみ、後半立て直しての勝利。
しかし、今節とは中身がまったく異なる。
長崎戦は流れを読んで対処し、後半は相手の攻撃を切り返す会心の勝利。
今節の徳島戦は、90分通して思うようにいかず、手を打っても好転しなかった。

撃たれたシュートは27本。
それでPKを含む2点で済むことなんてない。
マンオブザマッチは慶治朗だったが、ビッグセーブ連発した徳重が妥当だったろう。

決勝点となったマジーニョのフリーキックからのゴールは、ゴールが認められなかったかもしれない。
間接フリーキックなのに直接ゴールを狙って入れてしまった。
相手キーパーが触ってくれたのでゴールとなったが、家元主審はよく見てくれていたしゴールと判断してくれた。
キーパーが触っていなければゴールキックだった。

えてして優勝するチームは勝ち運に恵まれるものだ。
勝ち点1、2差で優勝したらば、この間接フリーキックでのゴールが命運を分けたことになる。

スタメン

スタメンを前節から4人入れ替える。
森岡は足に違和感があってベンチスタート。
代わりに入ったのは天皇杯でいい働きをいていた吉田孝行。
相馬と河本がリーグ戦に復帰、ポポは出場停止明け。
岩波はベンチスタート。

フォワードは吉田孝行とポポの組み合わせ、となると前線からのプレスからショートカウンター狙い。
センターバックはドウグラスと津田の徳島の強力フォワードを抑えるために対人の強さを優先。
勝っているときには変えるなとは言うが、それぞれ起用した理由は納得できる。

錆び付いた伝家の宝刀

トップは吉田とポポである。
となると狙いは、前線からのプレスからのショートカウンターとなる。
しかし、うまくはまったのはポポとヒデでボールを奪って決定機とした1回だけ。
全体的に間延びしていて、ポポとマジーニョの動きに連動性もなかったために追い込めなかった。

2点目のPKを取られるちょっと前から慶治朗をトップに上げ、吉田孝行を天皇杯と同じく2列目とした。
ポポの代わりに慶治朗がチェイシングすることで追い込めるようになった。
吉田孝行は2列目の方が流れを読みやすいのだろう。
1点目のポポのスーパーゴールの前のコーナーキックを得た場面は、吉田のカウンターにつなげるポジショニングと動きの良さがあった。
2点差となって森岡投入となったが、しばらくこのままでもよかった。
結果論であるが、森岡との交代はヒデの方がよかったかもしれない。

森岡のベンチスタートをいつ決めたのか分からないが、前線からのプレスの狙いは準備不足だった。
J1に上がったら必要な武器のひとつとなるので、このまま錆び付かせるわけにはいかない。

小林伸二

安達監督は森岡投入や5バックだけでなく、序盤から最後まで指示を出して修正し続けていた。
徳島の小林伸二監督は、神戸の変化に合わせて、やり方を変えたりフォーメーションを変えたり細かく選手を操る。
徳島の対応の早さは事前のスカウティングを含め、神戸の変化と意図を感じとって的確に指示を出せる小林監督の力量によるもの。
ほとんどの時間で徳島のやりたいことをさせてしまった。
徳島が2点目を決めた直後と後半の入り、徳島にスキがあったのは神戸がゴールを決めたそこだけだった。

さいごに

シーズン終盤になるとどのチームも組織的なプレーの質が高くなっている。
神戸も良くなっているとしても、シーズン当初からの上積みは相対的に他のチームの方が大きいだろう。
つまり、これから対戦するチームは、前半戦で戦ったときよりも差が縮まっている。
うまくいかない試合でも劣勢を跳ね返していけるのか、勝ち運を呼び込めるのか、不安と期待が半々だ。

(終わり)

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