2013年シーズン総括~堅実に無難なシーズン

ヴィッセル神戸のJ2での2013年シーズンを総括。

開幕前の予想

開幕前の時点では、負けは少ないけど引き分けが多く、勝てない時期もあるかな、と予想していた。
ヴィッセルは勝ち味が遅いので、勝ちきれない試合が多いだろうと。
前年に徹底的に突かれた両サイドバックの裏の対策は難しく、ある程度の失点は覚悟しなければならないだろうと。
調子を落とすとズルズルと行ってしまい、特に夏場以降に調子を落とす可能性は十分にあると。
ガンバを除く他のチームとの戦力差があるとはいえ、不安は小さくなかった。
順位は無難ならば2位。
しかし、うまくいかないことも覚悟はしていた。

結果

結果は、勝ち点83の2位、25勝8分9敗。
予想より負けがかなり多く、引き分けが少ない。
アウェイで負けすぎ。
勝ち点は無難にいけば90前後なので物足りない。
失点41の少なさは長崎に次ぐリーグ2位。
連敗は1回、引き分けと負けが連続して続いたのは終盤の京都戦以降の3試合が最高。
引き分けの数や失点数の少なさは予想とは逆になった。
挙げた不安点は安達監督も意識していて、そこを重点して対応した結果ではないかと思う。

勝ちきる

1年間、勝ちきることにこだわった戦い方だった。
いちばんゴールが取れる可能性が高いと思う方法を選択し、どうやって逃げ切るか。
ポポのミドル、田代の高さに頼った戦い方と5バックでの逃げ切りでは組織力の向上は乏しいことは分かっていても、勝ちきって勝ち点を積み上げることを優先した。

調子が落ちたと感じたのは、ホームでのガンバ戦に勝った後の5月、8月の連敗、9月、11月。
調子が落ちた回数自体は少なかったわけではない。
3つくらいまではうまく行かない試合が続いてもズルズルと行かずに持ち直せた。

予想外のポポの活躍

予想外だったのはポポの個人能力の高さ。
シーズンの序盤では、ポポのミドルシュートやフリーキックによって効果的にゴールを得て勝ち切ることができた。
ポポの武器はミドルシュートやフリーキックだけではない。
前線からの守備、裏に抜け出すタイミング、カウンター時の起点、ボールコントロールの精度。
ポポが交代でピッチからいなくなると攻撃が停滞してしまうことでもポポの役割の大きさがわかる。
2010年の終盤から2011年のポポは吉田孝行に操縦されている感じがあったが、今年は吉田孝行かのようなピッチでの立ち回りだった。
MVPを選ぶとしたらエステバンの声もあるだろうけどポポを推したい。

無難に堅実

戦力を考えれば、自動昇格圏の2位、勝ち点83は無難な結果だ。
しかし、失敗は許されない中で無難な状態を続けるのは難しい。

勝ち点87で優勝したガンバの強化費はヴィッセルの倍近いと思われる。
それで勝ち点差は4しかないのだから、ガンバはかなり苦戦した1年だった。

ジェフ千葉の強化費はヴィッセルより少し低いくらい。
強化費からは勝ち点75前後が妥当だろうが、結果は勝ち点66。
最終節の後半のアディショナルタイムでのゴールがなければプレーオフ圏から脱落するところだった。
まだプレーオフに残っただけで、ジェフの立ち位置では昇格できなれば何にもならない。

無難がいかに難しいか。
ジェフは戦術面で挑戦しすぎた。
ヴィッセルもやり方を間違えればジェフのように妥当な成績でフィニッシュできず、プレーオフを戦うことになっていたかもしれない。
そう考えると、堅実に無難な成績を残した安達監督の今シーズンの手腕は評価できる。

来季は腹をくくれるか?

来シーズンは今シーズンのような堅実な戦い方では残留争いを勝ち抜くことはできないと思っている。
挑戦、勝負、賭け、言い方はいろいろあるけれど、そういったことが強いられる状況が幾度となくある。

目先のことより長い目で取り組むことも挑戦のひとつ。
ようは腹をくくれるか。
今シーズンの安達監督からはあまり見られなかったところが出ることを期待する。
来季も良い方に予想を裏切ってもらいたい。

(終わり)

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