あの丸に向かって撃て

前回の川崎戦の記事の続き。

新入りの巨人

名古屋から加入した191cmの増川隆洋、でかい。
身長なら193cmのグァンソンの方が高いけど、増川の方が幅があるからか大きく感じる。

開幕戦では吸い寄せられるようにボールが増川によく当たった。
何度も守備は崩されているのに最後の最後は川崎のシュートが増川に当たって救われた。
2失点目はゴールポストに当たって跳ね返ったボールが増川に当たってゴールに入るというおまけ付き。
増川を相手のゴールの中に置いておけば、神戸のシュートはみんな枠に行くような気がする。

体がでかいのに足元の技術は高く、岩波とのコンビならばセンターバックからつないでいける。
リードした後、ボールを保持しながらゆっくり攻めるのがどんな感じになるのか早くみてみたい。
開幕戦ではリードしたのは1分だけだったんで。

準備してきたコーナーキック

先制点は18分の最初のコーナーキック。
キッカーは磐田から移籍のチョン・ウヨン。
森岡のボレーシュートをキーパーが弾いたところをシンプリシオが押し込んだ。
2014年のファーストゴールはファビオ・シンプリシオ。

準備してきたプレーだった。
最初のコーナーキックでやると決めていたのだろう。

この試合での川崎のコーナーキックの守備はマンツーマンとゾーンのミックス。
増川とマルキーニョスの2人とゴールライン近くにいるペドロ・ジュニオールの計3人にはマンマーク。
ショートコーナー対応に1人、ペナルティエリアぎり内側に嘉人、他はてきとうに2列に並んだゾーン。
昨年は全員ゾーンで守ってたので、少し変えてきました。
昨年のコーナーキックから失点はリーグワースト3位の8失点ですからね、
少し変わったけど、弱点のポイントは変わってないというか、蹴る直前に相手に合わせてマーカーが動く分、ゾーンに隙間ができていた。

キッカーのウヨンが蹴る直前に嘉人の背後から森岡が狙いのポイントに走り込み、ワンバウンドしたボールをボレーシュート。
岩波もそのポイントのゴール寄りに走っていて、ボールの軌道次第でどちらかがシュートすることになっていたのだろう。

ゴール方向に向かった増川はオフサイドラインの手前で反転。
森岡のシュートしたボールは増川に吸い寄せられ、増川がよけることでキーパーは対応が難しくなった。
増川の立つ位置とキーパーがはじいたところを押し込むところまで神戸の狙い通りだったと思われる。


増川の胸の丸い標的を狙ってシュート

神戸の進化は次節で

日程が出たときに、川崎、柏と続くのは厳しいと思った。
サッカーは野球と違って開幕前のキャンプや練習日数や試合数は少ないため、公式戦をこなしながらチームの連携強化や戦術の浸透を行う。
開幕戦はどのチームも未熟な状態なのだが、監督が変わっていないチームは成熟度でアドバンテージがある。

実際は昨年と変わっていない川崎だから、対策がとれて善戦につながったと思う。
特に川崎はスタメンで変わったところはボランチのパウリーニョだけで、良くも悪くも戦術を変えていなかった。

状況にもよるが、川崎の守備はプレスして奪うのではなく、パスコースを消して相手の選択肢を減らすことでボールを奪う。
神戸の選手は動いてボールを受ける意識が高かったのと、パスの精度の選手が揃ったために川崎の網にかからずにショートパスでボールを運べた。
また、ペドロ・ジュニオールを守備に下げずカウンターに備えさせたのは、川崎はレナトのサイドを起点とすることが多く、逆サイドの中盤はおろそかにしてもなんとかなるんじゃないかという守備と攻撃を天秤にかけての判断だろう。
逆に川崎は神戸がどんな戦術で来るのか予想が難しかったに違いない。

結果論だが、開幕カードの有利不利は神戸の有利に働いた部分が多い。
神戸の進化したのかは次の柏戦でわかるだろう。

(終わり)

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