サポーターに寄り添った運営を切に願う

今日は浦和レッズを迎えての神戸のホームゲーム。
浦和レッズのゴール裏の応援団体の主要11グループが解散がクラブから発表された。
今日の試合の浦和の応援はコールリーダー不在、太鼓もない応援となるらしい。
また、解散により神戸に来ない浦和サポーターも多いとか。

触れてはいけない日本の人種差別

浦和レッズはサポーターによる人種差別があったとしてJリーグから無観客試合の罰則を受けた。
問題の「Japanese Only」という横断幕の意味。
これまでの浦和のゴール裏には一部のサポーターよる李忠成へのブーイング、韓国・北朝鮮の民族の選手が出場したときにだけ掲げられる日の丸に日本人と書かれた横断幕があった。
それを踏まえれば、このダンマクの意味は明白である。
クラブの発表ではゴール裏に外国人が増えて応援の統率が難しくなったため日本人だけでやりたかったという旨であった、とダンマクの意味を掲げた者の釈明そのままとした。
メディアも追求しないし、「人種差別」という言葉を使わずに「差別問題」としているメディアが多い。
韓国・北朝鮮の民族への人種差別が触れてはいけないものなのかがわかる。
Jリーグが無観客試合というこれまでにない重い罰則を課したにもかかわらず、表面では何が人種差別なのかが曖昧にされていることに残念に思う。
焦点をボカしてJリーグ全体で再発防止が十分にできるのか疑問に思う。

浦和レッズ以外のサポーターも対岸の火事ではない。
懸念するのは、人種差別を示す方法は横断幕だけでなく野次もあるということ。
実際に海外では観客の人種差別の野次でクラブに罰則が科せられている。
日本でも浦和サポーターによる仙台の梁勇基への人種差別の野次でクラブへの罰金が科せられている。
スタジアムで差別ととれる野次を聞いたり見たときはクラブに連絡して、野次が集団で行われるなど大きな問題になる前に対処することが大事だろう。

スクラップ&ビルド

今回の人種差別の問題を受けて、浦和レッズは自主的に再発防止を打ち出している。
スタジアムでの横断幕、フラッグ、ゲートフラッグを無期限の禁止とした。
報道ではゴール裏を指定席とする検討もしているという。
そして昨日の主要応援団体の解散。

応援団体の解散は自主的な申し出ということだが、クラブとの話し合いを続けていく中でこれまでのやり方を続けられないということだろう。
浦和レッズはゴール裏を壊し、作り替えようとしている。
なんか、サポーターの存在をリスクとしかみていないように思える。

ノーと言えない浦和サポーター

浦和レッズは次に問題を起こせば、降格処分やクラブライセンス剥奪もあり得るとJリーグから警告されているという。
クラブライセンス剥奪となってもクラブの存続は可能であるが、親会社やスポンサーがサポートをやめればクラブは消滅する。

クラブの消滅という言わば人質を取られている浦和サポーターはクラブの策にノーとは言えない。
何をすれば、どこまでなら再発を防止できるのか誰も分からないので、サポーターでは線引きができない。
今はただ受け入れるしかないのが現状である。

一人ひとりのサポーターに寄り添った運営

時間はかかるだろうが、クラブ主導で新しいゴール裏の応援の形ができあがるかもしれない。
Jリーグでいちばん熱量を持つ浦和サポーターならば、やり方は変わっても日本一の応援ができるだろう。
それで良かったかどうかは、そのときになってみないと分からない。

懸念するのは、他のクラブへの広がり。
浦和レッズの新しいゴール裏を良しとして同様にクラブ主導で変えようとしたり、ゴール裏のサポーターを過剰に監視、介入、処罰したりすること。

とにかく、どのクラブも「一人ひとりのサポーター」に寄り添った運営をお願いしたい。
ほんと、それだけ切に願う。

(終わり)

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