vs浦和~峻希の逆転ゴールの劇的なストーリーに待っていた落とし穴

ガンバ戦での惨敗で仕切り直しの神戸、高橋峻希の恩返しとなる逆転ゴール、これ以上にない痺れるストーリーが完成する間際、あと一歩のところ落とし穴が待っていた。

2014年8月2日 第17節
浦和レッズ vs ヴィッセル神戸
(埼玉スタジアム2○○2)
スコア: 浦和 △ ( 2 – 2 ) △ 神戸

後半勝負

報道されていた通り、神戸は守備的に戦う。
相手にボールを持たせてロングカウンターを狙い。
先制されてゲームプランが崩れたと思いきや、選手は慌てる様子もなく変わらず守備的な戦い方を続ける。
神戸は寄せにしてもルーズボールにしても反応が遅く、お世辞にもうまく守れていたとは言えない。
浦和の猛攻をシュートミスの連発に救われるのだが、慌てないことが功を奏したのだろう。

後半の序盤は神戸は積極的に前からボールを追い、ボールを奪う姿勢を見せるも浦和が冷静にいなす。
浦和は神戸にボールを持たせる余裕があった。
余裕のある展開での失点、これで浦和が慌てる。

河本のコーナーキックからの同点ゴールの後、安達監督はすかさずシンプリシオと高柳の2枚を同時に投入。
この交代のタイミングは非常に良かった。
トップ下に配置したシンプリシオを起点に一気に攻撃のスピードを上げて、冷静さを欠いている相手守備を混乱させた。

逆転!高橋峻希の恩返し逆転ゴール!

なんでだ!?

アディショナルタイム3分、まさかのセンターバックの永田を前線に上げるパワープレーで同点となる。
神戸はあと1分、凌ぎきれなかった。

育ててくれた浦和への高橋峻希の恩返し逆転ゴール。
これ以上にないストーリーとなるはずだった。

ぶつけどころのない悔しさ。

なんでだ!?

落とし穴

試合後、同点ゴールを許す前の慶治朗のプレーにマルキーニョスが怒った。
神戸のボールとなった場面、サイドでボールを受けた慶治朗がボールを相手陣に持ち込むも、足を止めて味方の上がりを待った。
マルキーニョスが怒ったのは、コーナーまで運んでキープするプレーを選択しなかったことに対して。
この場面で慶治朗が時間稼ぎを選択していれば、浦和が同点ゴールをする時間はなかった。

リードしていて残り時間わずかの状況では1秒でも長くボールをキープして、相手の攻撃の時間をなくすのがセオリーだ。
それには相手陣のコーナーでボールをキープすることが一番。
このプレーを見苦しいと批判する人もいるが、勝つためにはもっとも安全な策である。

しかし、安達監督はどんな状況であってもゴールが狙えるときは取りに行くと公言している。
ならば、これまでマルキーニョスと森岡がリードしているときにコーナーで時間を使っていたが、その試合後に時間稼ぎをせずにゴールを狙えと指導したのだろうか?
2つの基準がチームに存在した。

選手はがんばった。
采配と交代もはまった。
リードした状況での方針のあいまいさが落とし穴となった。

(終わり)

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