vs鹿島~すがすがしいスコアレスドロー

試合終了の笛がなったときに心が晴れたのは久しぶりだ。
それもスコアレスの引き分けでだ。
すがすがしい気分になったスコアレスドローは初めてだ。

2014年10月22日 J1 第29節
ヴィッセル神戸 vs 鹿島アントラーズ
(ノエビアスタジアム神戸)
スコア:神戸 △ ( 0 – 0 ) △鹿島

あの頃を同じもの

この気分は和田さんが監督をしていた2010年の終盤や2009年の頃に感覚に似ていた。
この日は守備のやり方は似ていたが、前線からのチェイシングはないし、攻撃のやり方もぜんぜん違う。
それでも、あの頃と同じ選手が戦う気持ちが見えた。

神戸はほとんどの時間帯で押され、チャンスはあまりなかった。
ゴールもないし、この日も勝てなかった。
順位は10位に落ちた。
プレーの質は高くない。
何度かあった決定機で決められなかった。
でも、チームへのブーイングは起こらないし、むしろ試合に満足したサポーターは多いと思う。

多くのサポーターが感じていた最近のチームへの不満は、勝てないことや理解しがたい采配についてではないのだ。
実際は戦う姿勢がピッチやベンチから感じなかったことだ。

とはいえ、この「戦う姿勢」はプロチームとしてベースに持っていなければならないものであり、当たり前に試合で出さなくてはならないもの。
勝利することや順位を上げること以前だ。
この程度で満足したということは、どれだけチームや選手に期待していなかったかということだ。
この程度で満足させるチームにならないでもらいたい。

ノッていた河本 裕之

試合開始してすぐ、なんか河本がノッていそうだと感じた。
この予感は的中して、この日の河本は安定感があった。
鹿島は攻守の切り替えが早く、攻撃陣はボールが入ったときの準備を怠らず動き出しが速い。
そんな強豪チームの厳しい攻撃を何度も受けても、悲壮感を感じることはなかった。


安定感を欠いたジャッジ

河本とは逆に安定感がなかったのは主審の今村義朗のジャッジだ。
ひとつは後ろからのチャージのジャッジの基準が甘かったこと。
強めのチャージを正当とジャッジしていたので境目が難しいが、体が遅れて当たっているものもファールとしなかった。

ふたつめは、ホールディングのファールの基準がよく分からなかったこと。
録画を見ても違うと言えるジャッジは2つ3つくらいだが、その2つ3つのためにどうしても取ったり取らなかったりに見える。
これがファールなら前のもファールだろ、あれを取ってこれを取らないのはおかしいだろ、と試合中は思ってしまう。
にしてもホールディングの基準は他の主審の人とは違うように感じた。

不可解なジャッジは神戸も鹿島にもあった。
しかし、鹿島の選手の方が強く当たったり、自然な流れで手が当たったくらいでかんたんに倒れたりしたので、鹿島寄りのジャッジに感じさせた。

積極的にルールの啓発活動を

ジャッジ絡みで気になったのは、正当なジャッジに対してもスタンドがブーブーと沸くこと。
具体的には、マルキーニョスのシミュレーションとペドロ・ジュニオールがハイボールの競り合いで上から乗られたとき。
マルキーニョスのシミュレーションにはイエローカードが出されたので、神戸の選手にイエローカードが出たことに対しての歓声もあるだろうし仕方ない。

ハイボールの競り合いで、上に乗っかかるようになった場合、上になった方がファールになる場合と逆に下になった方がファールになる場合がある。
ボールが落ちてくるより先に早く飛んで、相手に乗っかかって相手のプレーを邪魔した場合は、当然乗っかった方がファールとなる。
これはジャンピングアットのファール。
片方が妥当なタイミングでジャンプしてもう片方が飛ばなかった場合は、飛ばなかった方がファールとなる。
相手を足でつまずかせるのと同じトリッピングのファールにあたる。

このハイボールの競り合いでのファールは、知っていないと頻繁にジャッジに対して不満を感じることになる。
Jリーグは試合開始前やハーフタイムでルールを説明したVTRを流すとか、リーフレットを配布するとか、もっとルールを知ってもらう活動をしてもらいたい。
分からないことが多いと観ていておもしろくないし不要な主審への不信感を持たせる。
それはJリーグにとっても観客にとっても残念なことだ。






(終わり)

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