[2014年総括その1]ゴールを奪うことを発想して作られたチーム(1~8節)

2014年のヴィッセル神戸を振り返ってみる。
まずは黄金期とも呼べる開幕から首位に立った第8節まで。

(夢幻)まぼろしを振りまいて 今その列車は走り出す
汽笛を轟かせて 躯体を振るわせて 光の射す方へ
(Mr.Children Preludeより)

攻撃的な発想でのチーム作り

2014年シーズンの神戸は、「ゴールを奪う」ことを発想してチームを作った。
シンプルな発想でチームを作ったことで、シーズン前の短いキャンプの期間でチームを作り上げることができた。

目標をタイトル獲得とし、3月の5試合の目標に勝ち点10を掲げた。
3月は2勝2分1敗の勝ち点8で目標には届かなかったが、タイトル獲得が無理な目標ではないことを示し、サポーターの期待を大きくした。

第8節まででは、5勝2分1敗。
すべての試合で得点があった。
第8節の鹿島戦に勝利し、翌日、首位だった広島が引き分けたことで、4月20日、ついに神戸が首位に立つ。

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大量得点の要因

第8節までの得点は18、リーグトップであった。
得点を多くあげられた要因を考える。

まず、マルキーニョスとペドロ・ジュニオールのチャンスでゴールを決める力が高かったこと。
ペナルティエリアでも慌てたり焦ったりせず、相手の守備の位置や状況を把握して、高い精度のプレーができる選手は日本人にはなかなかいない。

もうひとつは、攻撃の瞬間的な速さ。
よけいな回り道をせず、中央で短いパスで相手を交わしてゴールに向かう。
マルキーニョスとペドロ・ジュニオールが相手DFのマークを瞬間的に外し、そのタイミングで足元にパスを出せる選手が森岡とシンプリシオの2人もいた。
この頃の森岡のスルーパスを出す回数がJリーグでダントツのトップで、ようやく他のクラブのサポーターからも注目される存在となる。

ただ、相手の守備を崩せていたかというと、そこまでできていなかった。
相手の守備を崩さずとも、森岡、シンプリシオ、マルキーニョスとペドロ・ジュニオールの4人のプレーの精度でゴールを奪うことができてしまった。

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先制されないと目が覚めない

対戦相手はあらゆる神戸の攻撃力の対策を立ててくるが、森岡、マルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、シンプリシオの突破力は相手の想定以上に強力だった。
前半は対策がはまって封じることができても、ハーフタイムで修正し、後半は手に負えなかった。
第8節までの唯一の敗戦となったのは、神戸の前監督である西野朗監督の名古屋戦で、完璧な神戸対策だった。

第8節まで、先制した試合は3勝1敗。
先制を許した試合は2勝2分け。
前半の合計スコアは、8得点4失点。
後半は11得点3失点。
先制されても慌てる必要はなく安心していられたが、先制されないと目が覚めてくれないところは歯がゆさを感じた。

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フィットしなかった小川慶治朗

森岡亮太、マルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、シンプリシオの4人でボールを前につないで運べたために、慶治朗がビルドアップに参加する必要性がなかった。
また、この4人による攻撃はサイドの大きなスペースを使わないため、慶治朗が逆サイドのスペースに走り込んでもボールは来ない。
そのために、小川慶治朗は攻撃的なポジションでありながら、攻撃では蚊帳の外となる。

ペドロ・ジュニオールが守備をしない分、慶治朗は2人分の守備をするかのように走っていた。
しかし、神戸のエースがゴールに絡めないのは、どうにかならないかと考えさせられた。

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(終わり)

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