2015年シーズンの総括~タイトルは先か後か

シーズン終わったので、今シーズンのヴィッセル神戸の思うところを書いておく。

成績

ファーストステージは12位で勝ち点が19。
セカンドステージは12位で勝ち点が19。
年間で12位で勝ち点38。
安定して下位に低迷。
降格ラインが勝ち点28で低かったおかげで、この勝ち点でも残留争いに巻き込まれたのは1週間だけで済んだ。

ナビスコカップは初のベスト4。
2年連続で決勝トーナメントに進んだおかげで来シーズンのシーズンシートはナビスコカップの決勝トーナメントの招待が特典から外されてしまった。
天皇杯は2000年(ベスト4)以来のベスト8まで進んだ。
今までは天皇杯で早々に敗退したり、リーグ戦以外の試合をやる状況でなかったりだったが、カップ戦で勝ち進めば楽しいことがあるというのは発見だった。

悪くもあり、良くもあったシーズンになった。

タイトル

クラブはタイトルを獲ることでブランドイメージや宣伝効果の向上、ひいてはスポンサーの獲得と増額につなげたいのはわかる。
タイトル獲得を目標とした以上、シーズン序盤、ナビスコカップ、天皇杯、機会があればタイトル、タイトルと言うのも仕方ない。
しかし、チーム状態、はっきり言うとチームが弱いこととのギャップから、現実的なものとして感じず滑稽に思った。

タイトル云々よりも、チームを強くすること、チームが強くなることが先ではないか。

ホーム最終戦でゴール裏の中央の団体がクラブに対してダンマクを掲げていた。
その後半部分は「地力ある神戸を共に作ろう!」と書かれていた。
タイトルを獲ると言うよりも先に、強くなろう、毎年上位争いできる地力をつけよう、という意味であるならば、まったく同意である。

ネルシーニョの期待はずれだったこと

交代で投入した選手がゴールに絡むことが多かった。
また、采配の意図がよくあるセオリーとは違った方法であることが多かった
試合中の采配には唸らさせられた。

期待はずれだったこともある。

きついフィジカルトレーニングはハードワークするためではないのか。
規律を重んじるチーム作りではなかったのか。

監督の意図や戦術の浸透をチームに落とし込むことはまったくことはできなかった。

ネルシーニョ監督は戦術家タイプかモチベータータイプかで分類すると後者のタイプになる。
川勝良一、和田昌裕、安達亮の監督もモチベータータイプではあるが、実績のあるモチベータータイプの監督に1シーズン指揮を任せたのは初めてになる。

ヴィッセルの選手は状況判断を含めた個人戦術が足りていない。
ネルシーニョ監督は布陣と相手選手への対応等の大まかなチーム戦術を決めるが、細かいところは選手個々のやり方に委ねられる。
そのため個人戦術がないとネルシーニョのもとではうまくいかない。
最初はうまくいかなくても、敗戦や失敗から選手個々の個人戦術のスキルが上がるだろうと期待、予想していた。
シーズン終えてみて、そういう感じがしない。

また、ヴィッセルの選手は環境面の問題なのか何なのか、精神的な甘さ・弱さがあると長年言われ続けている。
ネルシーニョ監督の規律重視の指導で選手の精神的なところも変わるかと思ったが、これも変わった感じはない。

見極めの1年

今シーズンのJリーグでのブラジル人の監督は3人。
神戸のネルシーニョはJ1で12位、鹿島のトニーニョ・セレーゾは途中解任、セレッソのパウロ・アウトゥオリはJ2・4位で昇格失敗。
いずれも高い年俸に見合う結果を残せなかった。
ブラジル人監督は時代に合わなくなってきているのかもしれない。

ネルシーニョのリーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯のタイトル三冠をすべて獲得した実績は過去のこと。
来シーズンはネルシーニョがチームと選手に変革を起こし、近い将来ヴィッセル神戸に何をもたらせることができるのか見極めるシーズンになる。

(終わり)

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