ヴィッセル神戸vs浦和レッズ~準備段階の意識付けの差

2016年8月27日 J1 2ndステージ 第10節
ヴィッセル神戸 vs 浦和レッズ
(ノエビアスタジアム神戸)
スコア: ○ 神戸 ( 2 – 1 ) 浦和 ●

前節、浦和は天王山の川崎戦で敗戦。
直接対決がもうない以上、もう1つも負けられない。
強いチームがさらに気合入れて向かってくる。
と、厳しい試合になると考えていたら、浦和がミスの連発で自滅してくれた。

ちょっと神戸をナメすぎてはいないか。
神戸のカウンター対策を「ミスをしなければ大丈夫」くらいしか考えていないのではないか。
レアンドロとペドロ・ジュニオールのFW2人は脅威とかリーグ屈指とか言っておいて何の対策もしてこない。
浦和はカウンターの備えが足らない。
ガンバの場合はカウンターに備えたために攻撃に迫力が出せなかったのだけれども。

試合後のコメントでネルシーニョは「ひとつのミスが命取り」と言っている。
ガンバ戦も浦和戦も、その準備段階での選手への意識付けの差が神戸の大きなアドバンテージとなった。

浦和がバイタルエリアに縦パスを入れたところをセンターバックが前に出て、潰すかパスカットしていたが、食いつき過ぎのようにも思えた。
最終ラインが5人いるとはいえ、相手もトップに5人張っているので数は同じ。
最終ラインにギャップをかんたんに作るのは危険だが、一貫してセンターバックが対応していた。
まさに「ひとつのミスが命取り」。

柏木がボランチからシャドーに上がったとき、相手に合わせずにそのまま通したのは賭けだったと思う。
ボランチが対応すると守備の重心が下がるし、センターバックが対応してボランチに拾わせる方がカウンターにつなげやすい。
ガンバ戦で後半から2トップに戻したこともそうだったけど、ネルシーニョの賭けに選手が応えられている。

今後は相手が神戸対策をきっちりやり、かつ気を引き締めて来ることを覚悟しなければならない。
ただ、浦和のペトロヴィッチ監督が試合後に、ミスがー、とか言っているのを読むと、また自分たちのサッカーにはまってくれるのかな、と期待したくなる。

ルヴァンカップはサイドの関根を止められるかが鍵になるだろう。
走力と守備力が高い選手をぶつけるしかないのではないかな。







ストッキング

最近、気になっているのはストッキング。
ちょっと前までは上げている選手でも膝上までだったのが、岩波と中坂は太ももまで上げている。
単なるファッションなのか、接触でのケガ防止のためなのか、疲労軽減の締め付け効果が期待できるのか。

何のファールか

終了間際、少し珍しい判定が起こる。

岩波はスルーパスに走る柏木とボールの間に体を入れて急ブレーキ。
ボールはそのままキーパーへ。
これがファールとなる。
また、[C1:反スポーツ的行為]として岩波に警告。

相手選手とボールの間に体を入れることは許されている。
それはプレーイングディスタンスにあることが条件。
岩波と柏木が衝突したとき、ボールは進み続けて岩波はボールとの距離が離れてプレーイングディスタンスの外だった。
つまり、岩波はボールをキープ、もしくはボールをコントロールできる状態にはなかった。
止まらなければファールにはならなかった。
ファールならば、戦術的な理由での意図的なファールということでイエローカードが出るシチュエーション。

このケース、インピード(オブストラクション[進路妨害])、”相手競技者の進路を妨げる” にあたると思っていたらそうではないとのこと。
身体的接触がある場合はインピード(オブストラクション[進路妨害])ではないことを初めて知った。

”相手競技者の進路を妨げる”は間接フリーキック。
”身体的接触によって相手競技者を妨げる”は直接フリーキック。
インピードに見えるようなケースでも、手や体などの身体的接触があれば後者。

7月の競技規則の改正でフリーキックの条文に下の一文が追加されている。
(一応、念のために補足。この部分はルールが変わったのではなく文書表現の見直しによるもの。)

競技者が次の反則のいずれかを犯した場合、
直接フリーキックが与えられる:
•身体的接触によって相手競技者を妨げる。

(終わり)

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